川風かわかぜがもつれさせたか 糸柳いとやなぎ
義理ぎりが絡からんだ 柵しがらみを
切きってあなたと暮くらしたい
ああ 夢ゆめが流ながれる 築地つきじ川がわ
暮くれ六むつの 鐘かねに身体こころが 急いそぎ足あし
逢瀬おうせ重かさねた 舟宿ふなやどに
嘆ないてくれたは 都鳥みやこどり
ああ 明日あすは我わが身みか 捨すて小舟おぶね
ガス燈とうの 灯あかり咽むせぶか 影法師かげぼうし
浮世うきよ芝居しばいの 幕引まくひきを
知しっているのは お月つきさま
ああ 夜よるが流ながれる 明石町あかしちょう
川風kawakazeがもつれさせたかgamotsuresasetaka 糸柳itoyanagi
義理giriがga絡karaんだnda 柵shigaramiをwo
切kiってあなたとtteanatato暮kuらしたいrashitai
ああaa 夢yumeがga流nagaれるreru 築地tsukiji川gawa
暮kuれre六muつのtsuno 鐘kaneにni身体kokoroがga 急isoぎgi足ashi
逢瀬ouse重kasaねたneta 舟宿funayadoにni
嘆naいてくれたはitekuretaha 都鳥miyakodori
ああaa 明日asuはha我waがga身miかka 捨suてte小舟obune
ガスgasu燈touのno 灯akaりri咽museぶかbuka 影法師kageboushi
浮世ukiyo芝居shibaiのno 幕引makuhiきをkiwo
知shiっているのはtteirunoha おo月tsukiさまsama
ああaa 夜yoruがga流nagaれるreru 明石町akashichou