空そら行ゆく雲くもに 誘さそわれて
止やむに止やまれず 旅支度たびじたく
行ゆく春はるや鳥とり啼なき魚うおの目めは泪なみだ
行ゆく手ては遥はるか 三千里さんぜんり
言ことの葉はに 命いのち吹ふき込こむ
奥おくの細道ほそみち
栄華えいがを偲しのぶ 奥州おうしゅう路じ
衣ころも川原がわらに もののふの
夏草なつくさや兵つはものどもが夢ゆめの跡あと
判官ほうがん主従しゅじゅう 高館たかだちの
うたかたに 涙なみだ落おとした
奥おくの細道ほそみち
閑しずかさや岩いわにしみ入いる蝉せみの声こえ
悠久ゆうきゅうの 息吹いぶきたどりゆく
言ことの葉はに 命いのち吹ふき込こむ
奥おくの細道ほそみち
空sora行yuくku雲kumoにni 誘sasoわれてwarete
止yaむにmuni止yaまれずmarezu 旅支度tabijitaku
行yuくku春haruやya鳥tori啼naki魚uoのno目meはha泪namida
行yuくku手teはha遥haruかka 三千里sanzenri
言kotoのno葉haにni 命inochi吹fuきki込koむmu
奥okuのno細道hosomichi
栄華eigaをwo偲shinoぶbu 奥州ousyuu路ji
衣koromo川原gawaraにni もののふのmononofuno
夏草natsukusaやya兵tsuhamonoどもがdomoga夢yumeのno跡ato
判官hougan主従syujuu 高館takadachiのno
うたかたにutakatani 涙namida落oとしたtoshita
奥okuのno細道hosomichi
閑shizukaさやsaya岩iwaにしみnishimi入iるru蝉semiのno声koe
悠久yuukyuuのno 息吹ibukiたどりゆくtadoriyuku
言kotoのno葉haにni 命inochi吹fuきki込koむmu
奥okuのno細道hosomichi