渡わたる明日あしたに夢ゆめさえ無なくて
なんで出来できよう みちづれに
惚ほれていりゃこそ 冷つめたく捨すてて
夢ゆめを消けすのも 男おとこの恋こいさ
野暮やぼな野郎やろうで ござんすが
俺おれは昭和しょうわの 時次郎ときじろう
別わかれ酒ざけだと 知しらずに飲のんで
酔よって甘あまえて 泣ないた奴やつ
風かぜが啼なくたび 遠とおくの町まちで
想おもい出だすだろ お前まえのことを
半端はんぱがらすで ござんすが
俺おれは昭和しょうわの 時次郎ときじろう
花はなも風かぜ吹ふきゃ ひとりで散ちるさ
啼なくな未練みれんな ほととぎす
風かぜの冷つめたさ 浮世うきよの寒さむさ
教おしえたくない お前まえにだけは
明日あすは何処どこやら 雲くもに聞きけ
俺おれは昭和しょうわの時次郎ときじろう
渡wataるru明日ashitaにni夢yumeさえsae無naくてkute
なんでnande出来dekiようyou みちづれにmichidureni
惚hoれていりゃこそreteiryakoso 冷tsumeたくtaku捨suててtete
夢yumeをwo消keすのもsunomo 男otokoのno恋koiさsa
野暮yaboなna野郎yarouでde ござんすがgozansuga
俺oreはha昭和syouwaのno 時次郎tokijirou
別wakaれre酒zakeだとdato 知shiらずにrazuni飲noんでnde
酔yoってtte甘amaえてete 泣naいたita奴yatsu
風kazeがga啼naくたびkutabi 遠tooくのkuno町machiでde
想omoいi出daすだろsudaro おo前maeのことをnokotowo
半端hanpaがらすでgarasude ござんすがgozansuga
俺oreはha昭和syouwaのno 時次郎tokijirou
花hanaもmo風kaze吹fuきゃkya ひとりでhitoride散chiるさrusa
啼naくなkuna未練mirenなna ほととぎすhototogisu
風kazeのno冷tsumeたさtasa 浮世ukiyoのno寒samuさsa
教oshiえたくないetakunai おo前maeにだけはnidakeha
明日asuはha何処dokoやらyara 雲kumoにni聞kiけke
俺oreはha昭和syouwaのno時次郎tokijirou