バラの歌はうたわない 歌詞 加山雄三 ふりがな付

愛いとしい君きみは 今いまも美うつくしい
僕ぼくと燃もえた 若わかい日ひのように
甘あまい夢ゆめは もう見みられないが
君きみのことは 忘わすれられないさ

そんな瞳ひとみで僕ぼくを 見みつめないでくれ
この胸むねの奥おくが うずきだすのさ

みんな忘わすれ 抱だきしめたいけど
バラの歌うたは 二度にどと歌うたえない

ゆれる髪かみの 香かおりなつかしい
くすり指ゆびに ダイヤがひとつぶ
夏なつの虹にじは もう消きえたけれど
ふたりだけの 空そらに残のこるだろう

そんな瞳ひとみで僕ぼくを 見みつめないでくれ
この胸むねの奥おくが うずきだすのさ

時ときは流ながれ 想おもいはせつなく
せめて今宵こよい 語かたりあかそうよ
歌うたいたいバラの歌うた 若わかい日ひのように
うたかたの夢ゆめに 酔よいしれよう