SANOSANOSA(さのさのさ) 歌詞 鹿島ひろ美 ふりがな付

稽古けいこ帰かえりの 柳橋やぎはし
出会であい頭がしらの 鉢合はちあわせ
いろは「に組くみ」の
粋いきな哥うた兄にいさん 小頭こがしらで纏持まといもち
SANOSANOSA SANOSANOSA
惚ほれたホの字じの 流行風邪はやりかぜ
手て櫛くしでまとめる ほつれ髪がみ
恋こいの大川おおかわ しぐれひと降ふり
じれったい ええ 憎にくい人ひと

木遣きやりくずしに 爪弾つまはじきで
合あわす三味しゃみの音おと 屋形やかた舟ぶね
謎なぞをかけても
野暮やぼな哥うた兄にいさん とんちきの石頭いしあたま
SANOSANOSA SANOSANOSA
消けしておくれよ 胸むねの火ひを
袖そで摺すり稲荷いなりに 宵よいまいり
自前じまえ芸者げいしゃに 恥はじをかかせて
じれったい ええ 罪つみな人ひと

意地いじが身上しんじょうの 左褄ひだりづま
とんとこの頃ごろ 意気地いくじなし
いろは「に組くみ」の
粋いきな哥うた兄にいさん 付つけ文ぶみは読よんだやら
SANOSANOSA SANOSANOSA
まるでお座敷ざしき 上うわの空そら
溜息ためいきまじりの 茶碗酒ちゃわんざけ
恋こいの大川おおかわ しぐれひと降ふり
じれったい ええ 悪わるい人ひと