2人ふたりのいた部屋へや
冬ふゆの散歩道さんぽみち
オレンジの香かおり
捨すてられた車くるま
溢あふれた川かわを
見みに行いった事こと
迫せまり来くる春はる
薄うすいコーヒーの味あじ
起おき抜ぬけの痺しびれ
ヤニ焼やけした壁かべ
硬かたいピーコート
螺旋らせん階段かいだんの光ひかり
ひび割われたプールにゴミが舞まっている
甘あまいドーナッツを食たべたね
風かぜが吹ふいてきた
埃ほこりの臭においだ
長ながい立たち暗くらみ
冷つめたい手ての話はなし
空そらを埋うめた鳥とり
明あかりを付つけずに
日ひが落おちた部屋へや
噎むせ返かえる夜よる
母ははの様ような素振そぶり
手解てほどきのダルさ
急きゅうに髪かみを切きる
疎うとましい全部ぜんぶ
シーンだけ残のこして
君きみは誰だれだったろうなんて思おもうんだよ
それで君きみは誰だれだったんだ?
風かぜが吹ふき始はじめた午後ごごに
2人ふたりのいた部屋へや
冬ふゆの散歩道さんぽみち
オレンジの香かおり
捨すてられた車くるま
溢あふれた川かわを
見みに行いった事こと
迫せまり来くる、春はるが
風かぜが強つよくて何なにも聞きこえない
川かわを何なにか流ながれていったようだ
君きみは何なにか言いいたげだった
いいよ、もういいよ。
2人futariのいたnoita部屋heya
冬fuyuのno散歩道sanpomichi
オレンジorenjiのno香kaoりri
捨suてられたterareta車kuruma
溢afuれたreta川kawaをwo
見miにni行iったtta事koto
迫semaりri来kuるru春haru
薄usuいiコkoーヒhiーのno味aji
起oきki抜nuけのkeno痺shibiれre
ヤニyani焼yaけしたkeshita壁kabe
硬kataいiピpiーコkoートto
螺旋rasen階段kaidanのno光hikari
ひびhibi割waれたretaプpuールruにniゴミgomiがga舞maっているtteiru
甘amaいiドdoーナッツnattsuをwo食taべたねbetane
風kazeがga吹fuいてきたitekita
埃hokoriのno臭nioいだida
長nagaいi立taちchi暗kuraみmi
冷tsumeたいtai手teのno話hanashi
空soraをwo埋uめたmeta鳥tori
明aかりをkariwo付tsuけずにkezuni
日hiがga落oちたchita部屋heya
噎muせse返kaeるru夜yoru
母hahaのno様youなna素振sobuりri
手解tehodoきのkinoダルdaruさsa
急kyuuにni髪kamiをwo切kiるru
疎utoましいmashii全部zenbu
シshiーンnだけdake残nokoしてshite
君kimiはha誰dareだったろうなんてdattarounante思omoうんだよundayo
それでsorede君kimiはha誰dareだったんだdattanda?
風kazeがga吹fuきki始hajiめたmeta午後gogoにni
2人futariのいたnoita部屋heya
冬fuyuのno散歩道sanpomichi
オレンジorenjiのno香kaoりri
捨suてられたterareta車kuruma
溢afuれたreta川kawaをwo
見miにni行iったtta事koto
迫semaりri来kuるru、春haruがga
風kazeがga強tsuyoくてkute何naniもmo聞kiこえないkoenai
川kawaをwo何naniかka流nagaれていったようだreteittayouda
君kimiはha何naniかka言iいたげだったitagedatta
いいよiiyo、もういいよmouiiyo。