よみ:ひとはだれでも
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春はるの海うみを みていると
思おもい出だします 母かあさんの
さがった肩かたと 丸まるいメガネ
弱よわそで強つよい 母かあさんを
ちっぽけな アパートで
独ひとり暮ぐらして いるからかナァ
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
雨あめが降ふる日ひの 昼ひるさがり
色いろとりどりに 写うつしだす
行ゆき交かう人ひとも 多おおいのに
淋さびしい事ことを 知しりました
弟おとうとや妹いもうとを
うらやんだりも するけれど
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
星ほしをみつめて しょんぼりと
夜更よふけの都会まちの 裏通うらどおり
風かぜもないのに ひんやりと
思おもい出でばかりが 吹ふきぬける
いつの日ひか 僕ぼくだって
よろこばせるんだ 母かあさんを
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
思おもい出だします 母かあさんの
さがった肩かたと 丸まるいメガネ
弱よわそで強つよい 母かあさんを
ちっぽけな アパートで
独ひとり暮ぐらして いるからかナァ
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
雨あめが降ふる日ひの 昼ひるさがり
色いろとりどりに 写うつしだす
行ゆき交かう人ひとも 多おおいのに
淋さびしい事ことを 知しりました
弟おとうとや妹いもうとを
うらやんだりも するけれど
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
星ほしをみつめて しょんぼりと
夜更よふけの都会まちの 裏通うらどおり
風かぜもないのに ひんやりと
思おもい出でばかりが 吹ふきぬける
いつの日ひか 僕ぼくだって
よろこばせるんだ 母かあさんを
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ
ひとは誰だれでも そうじゃないのかナァ