小ちいさな花はなが 寒さむかろと
雪ゆきをはらって いたおまえ
さざんかに はつ雪ゆきの
降ふった朝あさ……
花はなにもやさしい おまえを見みたら
とても別わかれが 云いえなかったよ
焚火たきびをしてた うしろから
そっと目めかくし したおまえ
さざんかの 花はな白しろく
匂におう朝あさ……
子供こどもの時代じだいに かえれるならば
生うまれかわって 出直でなおしたいよ
憎にくんでいても そのうらで
涙なみだながして いるおまえ
さざんかの 実みがひとつ
落おちた朝あさ……
おまえに変かわりが なければいいが
遠とおい空そら見みて 胸むねがいたむよ
小chiiさなsana花hanaがga 寒samuかろとkaroto
雪yukiをはらってwoharatte いたおまえitaomae
さざんかにsazankani はつhatsu雪yukiのno
降fuったtta朝asa……
花hanaにもやさしいnimoyasashii おまえをomaewo見miたらtara
とてもtotemo別wakaれがrega 云iえなかったよenakattayo
焚火takibiをしてたwoshiteta うしろからushirokara
そっとsotto目meかくしkakushi したおまえshitaomae
さざんかのsazankano 花hana白shiroくku
匂nioうu朝asa……
子供kodomoのno時代jidaiにni かえれるならばkaererunaraba
生uまれかわってmarekawatte 出直denaoしたいよshitaiyo
憎nikuんでいてもndeitemo そのうらでsonourade
涙namidaながしてnagashite いるおまえiruomae
さざんかのsazankano 実miがひとつgahitotsu
落oちたchita朝asa……
おまえにomaeni変kaわりがwariga なければいいがnakerebaiiga
遠tooいi空sora見miてte 胸muneがいたむよgaitamuyo