真まっ赤かに染そまれば 紅椿べにつばき
白しろく開ひらけば 玉椿たまつばき
惚ほれた男おとこの 盃さかずきに
咲さいて浮うかんだ 恋こいの花はな
艶つやも色香いろかも つらつら椿つばき
春はるに添そい寝ねの 夢ゆめひとつ
男おとこはメジロか ヒヨドリか
甘あまい蜜みつだけ 吸すいに来くる
岡惚おかぼれ女おんなと 笑わらわれて
ぽとりぽとりと 落おち椿つばき
人ひとに隠かくれて つらつら涙なみだ
流ながす朧おぼろの 仕舞風呂しまいぶろ
昔むかしの男おとこは 年上としうえで
今いまは年下としした 好ごのみです
せめて逢あう日ひの 装よそおいは
黒髪かみに椿つばきの 花はな飾かざり
肩かたを抱だかれて つらつら椿つばき
春はるに寄より添そう 恋こい椿つばき
真maっxtu赤kaにni染soまればmareba 紅椿benitsubaki
白shiroくku開hiraけばkeba 玉椿tamatsubaki
惚hoれたreta男otokoのno 盃sakazukiにni
咲saいてite浮uかんだkanda 恋koiのno花hana
艶tsuyaもmo色香irokaもmo つらつらtsuratsura椿tsubaki
春haruにni添soいi寝neのno 夢yumeひとつhitotsu
男otokoはhaメジロmejiroかka ヒヨドリhiyodoriかka
甘amaいi蜜mitsuだけdake 吸suいにini来kuるru
岡惚okaboれre女onnaとto 笑waraわれてwarete
ぽとりぽとりとpotoripotorito 落ochi椿tsubaki
人hitoにni隠kakuれてrete つらつらtsuratsura涙namida
流nagaすsu朧oboroのno 仕舞風呂shimaiburo
昔mukashiのno男otokoはha 年上toshiueでde
今imaはha年下toshishita 好gonoみですmidesu
せめてsemete逢aうu日hiのno 装yosooいはiha
黒髪kamiにni椿tsubakiのno 花hana飾kazaりri
肩kataをwo抱daかれてkarete つらつらtsuratsura椿tsubaki
春haruにni寄yoりri添soうu 恋koi椿tsubaki