先さきに咲さいたら 散ちるのも早はやい
早はやいばかりが 勝かちじゃない
遅おそい分ぶんだけ 陽ひ差ざしが伸のびた
春はるが苦労くろうの 先さきで待まつ
人生じんせい焦あせらず 明日あしたに咲さけ
持もちつ持もたれつ この世よの中なかは
何なにも出来できない 一人ひとりでは
傘かさを譲ゆずれば 土砂降どしゃぶり雨あめに
他人ひとは情なさけの 軒のきを貸かす
人生じんせい迷まよわず 明日あしたに咲さけ
長ながく厳きびしい 冬ふゆの夜よだって
遅おくれようとも 朝あさは来くる
いまは値打ねうちに 気きづかぬけれど
いつか世間せけんも 目めを覚さます
人生じんせい挫くじけず 明日あしたに咲さけ
先sakiにni咲saいたらitara 散chiるのもrunomo早hayaいi
早hayaいばかりがibakariga 勝kaちじゃないchijanai
遅osoいi分bunだけdake 陽hi差zaしがshiga伸noびたbita
春haruがga苦労kurouのno 先sakiでde待maつtsu
人生jinsei焦aseらずrazu 明日ashitaにni咲saけke
持moちつchitsu持moたれつtaretsu このkono世yoのno中nakaはha
何naniもmo出来dekiないnai 一人hitoriではdeha
傘kasaをwo譲yuzuればreba 土砂降dosyabuりri雨ameにni
他人hitoはha情nasaけのkeno 軒nokiをwo貸kaすsu
人生jinsei迷mayoわずwazu 明日ashitaにni咲saけke
長nagaくku厳kibiしいshii 冬fuyuのno夜yoだってdatte
遅okuれようともreyoutomo 朝asaはha来kuるru
いまはimaha値打neuちにchini 気kiづかぬけれどdukanukeredo
いつかitsuka世間sekenもmo 目meをwo覚saますmasu
人生jinsei挫kujiけずkezu 明日ashitaにni咲saけke