どうしていいのかわからぬままに
すがりに来きましたみ仏ほとけに
教おしえてください室生むろうさま
女おんなのかなしみ曳ひきずって
朱塗しゅぬりの橋はしを渡わたります
愛あいしてしまえば燃もえつくさずに
おかない火ひの蝶ちょう恋こいの蝶ちょう
いとしさ憎にくさの繚乱りょうらん舞まい
夏なつにはみ寺てらのシャクナゲも
一期いっきは夢ゆめと咲さいてます
妻子さいしを捨すてさせ愛あいする人ひとも
なくして五重ごじゅうの塔とうの下した
救たすけてくだせさい室生むろうさま
深山みやまのしぐれは罪つみぶかい
女おんなの頬ほおを叩たたきます
どうしていいのかわからぬままにdoushiteiinokawakaranumamani
すがりにsugarini来kiましたみmashitami仏hotokeにni
教oshiえてくださいetekudasai室生murouさまsama
女onnaのかなしみnokanashimi曳hiきずってkizutte
朱塗syunuりのrino橋hashiをwo渡wataりますrimasu
愛aiしてしまえばshiteshimaeba燃moえつくさずにetsukusazuni
おかないokanai火hiのno蝶chou恋koiのno蝶chou
いとしさitoshisa憎nikuさのsano繚乱ryouran舞maいi
夏natsuにはみnihami寺teraのnoシャクナゲsyakunageもmo
一期ikkiはha夢yumeとto咲saいてますitemasu
妻子saishiをwo捨suてさせtesase愛aiするsuru人hitoもmo
なくしてnakushite五重gojuuのno塔touのno下shita
救tasuけてくだせさいketekudasesai室生murouさまsama
深山miyamaのしぐれはnoshigureha罪tsumiぶかいbukai
女onnaのno頬hooをwo叩tataきますkimasu