花はなの便たよりが 北きたにも届とどき
傘かさにやさしい 春はるの雨あめ
あなたを偲しのんで 面影おもかげ抱だけば
うなじにこぼれる しずくも暖あたたかい
好このみの着物きもので 身みを飾かざり
点ともす情なさけ灯び 酒場みせあかり
残雪ゆきと一緒いっしょに 寂さびしさ溶とかし
路地ろじにそぼ降ふる 春はるの雨あめ
暦こよみで作つくった 折鶴おりづる並ならべ
離はなれて暮くらした 日数ひかずを数かぞえます
女おんなの心こころを ほのぼのと
包つつむ温ぬくもり 恋こいあかり
躯むくろ寄よせ合あう 仔犬こいぬのように
ふたり濡ぬれたい 春はるの雨あめ
人影ひとかげ流ながれる 格子戸こうしどのぞき
あなたの足音あしおと 帰かえりを待まちわびる
明日あしたを映うつした 水みずたまり
揺ゆれる幸しあわせ 夢ゆめあかり
花hanaのno便tayoりがriga 北kitaにもnimo届todoきki
傘kasaにやさしいniyasashii 春haruのno雨ame
あなたをanatawo偲shinoんでnde 面影omokage抱daけばkeba
うなじにこぼれるunajinikoboreru しずくもshizukumo暖atataかいkai
好konoみのmino着物kimonoでde 身miをwo飾kazaりri
点tomoすsu情nasaけke灯bi 酒場miseあかりakari
残雪yukiとto一緒issyoにni 寂sabiしさshisa溶toかしkashi
路地rojiにそぼnisobo降fuるru 春haruのno雨ame
暦koyomiでde作tsukuったtta 折鶴oriduru並naraべbe
離hanaれてrete暮kuraしたshita 日数hikazuをwo数kazoえますemasu
女onnaのno心kokoroをwo ほのぼのとhonobonoto
包tsutsuむmu温nukuもりmori 恋koiあかりakari
躯mukuro寄yoせse合aうu 仔犬koinuのようにnoyouni
ふたりfutari濡nuれたいretai 春haruのno雨ame
人影hitokage流nagaれるreru 格子戸koushidoのぞきnozoki
あなたのanatano足音ashioto 帰kaeりをriwo待maちわびるchiwabiru
明日ashitaをwo映utsuしたshita 水mizuたまりtamari
揺yuれるreru幸shiawaせse 夢yumeあかりakari