海鳴うみなり聞きこえる 旅路たびじの宿やど
今宵こよいも泪なみだで 枕まくらを濡ぬらす
老おいたる父ちちや母はは 今頃いまごろいかに
想おもいは遥はるかるか 故郷こきょうの空そらよ
心こころを許ゆるした 友ともも消きえて
愛あいした女おんなも いつしか離はなれ
風かぜ吹ふく波なみの上うえ 一羽いちわの海鴎かもめ
お前まえとだけは 話はなしがしたい
明日あしたは夜汽車よぎしゃで 北きたの街まちへ
はまなす咲さいてる 名なも無ない街まちへ
私わたしが旅先たびさきで 死しんだら誰だれか
浜辺はまべに骨ほねを うずめておくれ
海鳴uminaりri聞kiこえるkoeru 旅路tabijiのno宿yado
今宵koyoiもmo泪namidaでde 枕makuraをwo濡nuらすrasu
老oいたるitaru父chichiやya母haha 今頃imagoroいかにikani
想omoいはiha遥harukaるかruka 故郷kokyouのno空soraよyo
心kokoroをwo許yuruしたshita 友tomoもmo消kiえてete
愛aiしたshita女onnaもmo いつしかitsushika離hanaれre
風kaze吹fuくku波namiのno上ue 一羽ichiwaのno海鴎kamome
おo前maeとだけはtodakeha 話hanaしがしたいshigashitai
明日ashitaはha夜汽車yogisyaでde 北kitaのno街machiへhe
はまなすhamanasu咲saいてるiteru 名naもmo無naいi街machiへhe
私watashiがga旅先tabisakiでde 死shiんだらndara誰dareかka
浜辺hamabeにni骨honeをwo うずめておくれuzumeteokure