そよ風かぜみたいにしのぶ あの人ひとはもう
私わたしの事ことなど みんな忘わすれたかしら
のばらをいつも 両手りょうてに抱だいて
朝あさの窓辺まどべに 届とどけて呉くれた
何故なぜだか逢あえなくなって 恋こいしい人ひとなの
麦むぎわら帽子ぼうしのような 匂においをさせて
私わたしを海辺うみべへつれて 走はしった人ひとよ
光ひかりの中なかを もつれるように
はずんだ胸むねは 熱あつかったわね
懐なつかしがっても 遠とおい夢ゆめの人ひとなの
小麦色こむぎいろした あの日ひの笑顔えがお
私一人わたしひとりが 知しっているのに
今いまなら恋こいだと分わかる はるかな人ひとなの
そよsoyo風kazeみたいにしのぶmitainishinobu あのano人hitoはもうhamou
私watashiのno事kotoなどnado みんなminna忘wasuれたかしらretakashira
のばらをいつもnobarawoitsumo 両手ryouteにni抱daいてite
朝asaのno窓辺madobeにni 届todoけてkete呉kuれたreta
何故nazeだかdaka逢aえなくなってenakunatte 恋koiしいshii人hitoなのnano
麦mugiわらwara帽子boushiのようなnoyouna 匂nioいをさせてiwosasete
私watashiをwo海辺umibeへつれてhetsurete 走hashiったtta人hitoよyo
光hikariのno中nakaをwo もつれるようにmotsureruyouni
はずんだhazunda胸muneはha 熱atsuかったわねkattawane
懐natsukaしがってもshigattemo 遠tooいi夢yumeのno人hitoなのnano
小麦色komugiiroしたshita あのano日hiのno笑顔egao
私一人watashihitoriがga 知shiっているのにtteirunoni
今imaならnara恋koiだとdato分wakaるru はるかなharukana人hitoなのnano