昭和のメルヘン 歌詞 平川幸男,秋岡秀治 ふりがな付

エプロン姿すがたのお袋ふくろが
七輪しちりん煽あおぎ秋刀魚さんまを焼やいた
オレは育そだった そいつを喰くって
露地ろじを横切よこぎり立たち上のぼる
煙けむりのモクモク あの臭におい
ほっこり気分きぶんさ 昭和しょうわのメルヘン

就職しゅうしょく列車れっしゃに乗のった日ひに
誓ちかった夢ゆめは叶かなったろうか
胸むねのつかえはレイテの海うみで
おとこ命いのちと 青春せいしゅんを
咲さかさず散ちらして逝いったひと
涙なみだを誘さそうな 昭和しょうわのメルヘン

お前まえと指さしたな へぼ将棋しょうぎ
覚おぼえているか 教おしえたことを
ちゃんと今いまでも 心こころにあるさ
投なげちゃいけない 最後さいごまで
生涯しょうがい現役げんえき 人生じんせいは
続つづきがまだある 昭和しょうわのメルヘン