男おとこひとりの 手酌てじゃくの酒さけは
燗かんもあつめな にがい酒さけ
酔よってどうなる 明日あしたじゃないか
胸むねの寒さむさを 胸むねの寒さむさを
訊きくな覗のぞくな 露地ろじあかり
まるい卓袱台ちゃぶだい あいつとふたり
心こころづくしの 皿小鉢さらこばち
よせよ今いまさら 未練みれんじゃないか
惚ほれていりゃこそ 惚ほれていりゃこそ
渡わたりきれない 川かわもある
苦労くろうくの字じに からだを削けずる
そんなおんなに 春はるはいつ
はしご酒ざけして はずみをつける
別わかればなしを 別わかればなしを
なまじとめるな 夜よるの雨あめ
男otokoひとりのhitorino 手酌tejakuのno酒sakeはha
燗kanもあつめなmoatsumena にがいnigai酒sake
酔yoってどうなるttedounaru 明日ashitaじゃないかjanaika
胸muneのno寒samuさをsawo 胸muneのno寒samuさをsawo
訊kiくなkuna覗nozoくなkuna 露地rojiあかりakari
まるいmarui卓袱台chabudai あいつとふたりaitsutofutari
心kokoroづくしのdukushino 皿小鉢sarakobachi
よせよyoseyo今imaさらsara 未練mirenじゃないかjanaika
惚hoれていりゃこそreteiryakoso 惚hoれていりゃこそreteiryakoso
渡wataりきれないrikirenai 川kawaもあるmoaru
苦労kurouくのkuno字jiにni からだをkaradawo削kezuるru
そんなおんなにsonnaonnani 春haruはいつhaitsu
はしごhashigo酒zakeしてshite はずみをつけるhazumiwotsukeru
別wakaればなしをrebanashiwo 別wakaればなしをrebanashiwo
なまじとめるなnamajitomeruna 夜yoruのno雨ame