涙のカウンター 歌詞 北山たけし ふりがな付

こころに雨あめの 降ふる夜よるは
街まちのあかりも 泣なきべそあかり
港みなとホテルの カウンター
あの娘この席せきには 想おもい出でだけが
さびしい背中せなかで 座すわっているよ
もいちど(もいちど)もいちど(もいちど)
もいちど 逢あいたいよ

わがまま言いって 困こまらせた
それも愛あいだと 思おもっていたよ
昔むかしなじみの マスターは
無口むくちで変かわらぬ 微笑ほほえみだけを
いつものお酒さけに 浮うかべてくれる
バカだよ(バカだよ)バカだよ(バカだよ)
あの娘こは 戻もどらない

なくしたあとで わかるもの
それは幸しあわせ くやしいけれど
ふたり出会であった カウンター
あの娘こが最後さいごに こぼした涙なみだ
今いまでもまぶたに 浮うかんで消きえる
さよなら(さよなら)さよなら(さよなら)
グラスに 揺ゆれる夜よる