俄にわかの雨あめに ひとつ傘がさ
あんたに余計よけい 差さし向むける
惚ほれられてから 惚ほれてみた
だけどいまでは 首くびったけ
煮にてもいんだし 焼やいてもいいさ
あんたの色いろに 染そまってみたい
一人ひとりがいいと うそぶいた
私わたしの肩かたを 抱だき寄よせる
冷つめたいくせに あったかい
お酒さけみたいな 人ひとだから
泣ないた昔むかしも 忘わすれるほどに
あんたの胸むねで 酔よわせて欲ほしい
ひと雨あめ去さって 宵よいの月つき
明日あしたの風かぜは どこへ吹ふく
信しんじてみたい 信しんじてる
これが最後さいごの 運命さだめだと
生いきる憂うさまで 道みちづれにして
ふたりの花はなを 咲さかせて欲ほしい
俄niwaかのkano雨ameにni ひとつhitotsu傘gasa
あんたにantani余計yokei 差saしshi向muけるkeru
惚hoれられてからreraretekara 惚hoれてみたretemita
だけどいまではdakedoimadeha 首kubiったけttake
煮niてもいんだしtemoindashi 焼yaいてもいいさitemoiisa
あんたのantano色iroにni 染soまってみたいmattemitai
一人hitoriがいいとgaiito うそぶいたusobuita
私watashiのno肩kataをwo 抱daきki寄yoせるseru
冷tsumeたいくせにtaikuseni あったかいattakai
おo酒sakeみたいなmitaina 人hitoだからdakara
泣naいたita昔mukashiもmo 忘wasuれるほどにreruhodoni
あんたのantano胸muneでde 酔yoわせてwasete欲hoしいshii
ひとhito雨ame去saってtte 宵yoiのno月tsuki
明日ashitaのno風kazeはha どこへdokohe吹fuくku
信shinじてみたいjitemitai 信shinじてるjiteru
これがkorega最後saigoのno 運命sadameだとdato
生iきるkiru憂uさまでsamade 道michiづれにしてdurenishite
ふたりのfutarino花hanaをwo 咲saかせてkasete欲hoしいshii