船ふねは千せん来くる万まん来くる中なかで
貴方あなたの船ふねをこころ待まち
もしも港みなとに戻もどったならば
嵐あらしよ止やむなしばらくは
時化しけの間あいだはとも網あみ解とかぬ
女おんなは男おとこの風待港かぜまちこう
冷ひえていたなら温あたためてあげる
添そい寝ねの肌はだで夜明よあけまで
酒さけは人肌ひとはだ呑のませてあげる
命いのちの水みずを好すきなだけ
尽つくすことなら誰だれにも負まけぬ
私わたしは貴方あなたの風待港かぜまちこう
離はなれたくない心こころを知しらず
いつしか凪なぎさの空模様そらもよう
次つぎはいつかと貴方あなたに問とえば
天気てんきに聞きけと憎にくい口くち
船ふねは出でて行いく鴎かもめは残のこる
女おんなは男おとこの風待港かぜまちこう
船funeはha千sen来kuるru万man来kuるru中nakaでde
貴方anataのno船funeをこころwokokoro待maちchi
もしもmoshimo港minatoにni戻modoったならばttanaraba
嵐arashiよyo止yaむなしばらくはmunashibarakuha
時化shikeのno間aidaはともhatomo網ami解toかぬkanu
女onnaはha男otokoのno風待港kazemachikou
冷hiえていたならeteitanara温atataめてあげるmeteageru
添soいi寝neのno肌hadaでde夜明yoaけまでkemade
酒sakeはha人肌hitohada呑noませてあげるmaseteageru
命inochiのno水mizuをwo好suきなだけkinadake
尽tsuくすことならkusukotonara誰dareにもnimo負maけぬkenu
私watashiはha貴方anataのno風待港kazemachikou
離hanaれたくないretakunai心kokoroをwo知shiらずrazu
いつしかitsushika凪nagisaのno空模様soramoyou
次tsugiはいつかとhaitsukato貴方anataにni問toえばeba
天気tenkiにni聞kiけとketo憎nikuいi口kuchi
船funeはha出deてte行iくku鴎kamomeはha残nokoるru
女onnaはha男otokoのno風待港kazemachikou