頬ほお寄よせて 瞼めをとじて あなたの胸むねで
つむぐ女おんなの 夢ゆめの糸いと
ほどいた帯おびの 絹きぬづれの
音おとがはじらう 闇やみの中なか
今夜こんやのあなたは ねえ あなたは
わたしだけの ものですね
泣なかされて 泣なき止やんで また泣なかされて
なみだ夜通よどおし 虫むしの声こえ
あなたが噛かんだ くちびるに
しみるお酒さけの 玉たまの露つゆ
愛いとしいあなたの ねえ あなたの
熱あついなさけに 酔よいたいの
男おとこには ひとときで 過すぎてく嵐あらし
女おんなただよう 紙かみの舟ふね
炎ほのおの波なみに 身みをまかせ
朝あさを迎むかえる それまでは
今夜こんやのあなたは ねえ あなたは
わたしだけの ものですね
頬hoo寄yoせてsete 瞼meをとじてwotojite あなたのanatano胸muneでde
つむぐtsumugu女onnaのno 夢yumeのno糸ito
ほどいたhodoita帯obiのno 絹kinuづれのdureno
音otoがはじらうgahajirau 闇yamiのno中naka
今夜konyaのあなたはnoanataha ねえnee あなたはanataha
わたしだけのwatashidakeno ものですねmonodesune
泣naかされてkasarete 泣naきki止yaんでnde またmata泣naかされてkasarete
なみだnamida夜通yodooしshi 虫mushiのno声koe
あなたがanataga噛kaんだnda くちびるにkuchibiruni
しみるおshimiruo酒sakeのno 玉tamaのno露tsuyu
愛itoしいあなたのshiianatano ねえnee あなたのanatano
熱atsuいなさけにinasakeni 酔yoいたいのitaino
男otokoにはniha ひとときでhitotokide 過suぎてくgiteku嵐arashi
女onnaただようtadayou 紙kamiのno舟fune
炎honooのno波namiにni 身miをまかせwomakase
朝asaをwo迎mukaえるeru それまではsoremadeha
今夜konyaのあなたはnoanataha ねえnee あなたはanataha
わたしだけのwatashidakeno ものですねmonodesune