旅路の花 歌詞 服部浩子 ふりがな付

裾すそをはしょって 駆かけこむ船ふねに
港みなとしぐれが 追おいすがる
とめないで とめないで あなたとめないで
こんな静しずかな 瀬戸内せとうちで
こんなわたしを 愛あいしたら
いつかあなたが
いつかあなたが つらくなる

恋こいをするたび 化粧けしょうがかわる
浮ういた噂うわさの わたしです
追おわないで 追おわないで あなた追おわないで
女おんな ひとなみ 根ねをおろし
二人ふたり仲良なかよく 肩かたを寄よせ
夢ゆめのくらしが
夢ゆめのくらしが したかった

雨あめにかすんだ 浮桟橋うきさんばしに
うしろ髪がみひく 影かげひとつ
呼よばないで 呼よばないで あなた呼よばないで
わたし流ながれて ゆく花はなよ
今日きょうの運命うんめいを ゆきずりの
船ふねにあずけて
船ふねにあずけて 拭ふくなみだ