風かぜが哭なく 恋こいに哭なく
雪ゆきが舞まう 海沿うみぞいの町まち
女おんなひとりの 舟唄ふなうた哀かなし
あなたいつまで 待またすのですか
船ふねが着つくたび 桟橋さんばしで
背伸せのびしている 私わたしが見みえますか
夢ゆめが泣なく 闇やみに泣なく
浜はまの宿しゅく 住すむ人ひともない
灯あかり淋さびしい 迷まよい船せん
俺おれの港みなとは お前まえの胸むねと
求もとめあったの 偽いつわりですか
あなた恋こいしと 霧笛むてきも泣なくばかり
今度こんど逢あうのは いつの日ひですか
かもめ番つがいで 飛とんでいる
北きたの日暮ひぐれは 抱だかれて眠ねむりたい
風kazeがga哭naくku 恋koiにni哭naくku
雪yukiがga舞maうu 海沿umizoいのino町machi
女onnaひとりのhitorino 舟唄funauta哀kanaしshi
あなたいつまでanataitsumade 待maたすのですかtasunodesuka
船funeがga着tsuくたびkutabi 桟橋sanbashiでde
背伸senoびしているbishiteiru 私watashiがga見miえますかemasuka
夢yumeがga泣naくku 闇yamiにni泣naくku
浜hamaのno宿syuku 住suむmu人hitoもないmonai
灯akaりri淋sabiしいshii 迷mayoいi船sen
俺oreのno港minatoはha おo前maeのno胸muneとto
求motoめあったのmeattano 偽itsuwaりですかridesuka
あなたanata恋koiしとshito 霧笛mutekiもmo泣naくばかりkubakari
今度kondo逢aうのはunoha いつのitsuno日hiですかdesuka
かもめkamome番tsugaiでde 飛toんでいるndeiru
北kitaのno日暮higuれはreha 抱daかれてkarete眠nemuりたいritai