ついて来くるかい 行いきますと
天城あまぎを越こえた
あの夜よるは還かえらぬ まぼろしか
小雨こさめの修善寺しゅぜんじ 湯ゆもやの桂かつら橋ばし
あゝああ思おもい出でを 捨すてながら こみあげる
女おんなごころの涙雨なみだあめ 湯ゆの町まちみれん
遠とおく聞きこえる 蝉せみしぐれ
淋さびしさ誘さそう
面影おもかげさがして さまよえば
狩野川かのがわせせらぎ 女おんなの愛あいの日ひが
あゝああなつかしく よみがえる この胸むねに
ひとりいとしさ抱だきしめる 湯ゆの町まちみれん
縋すがるあなたは もういない
伊豆いず路じの春はるよ
儚はかない女おんなの 夢ゆめでした
大仁おおひとすぎれば 長岡ながおか 湯ゆの香かおり
あゝああひとたびの 逢あいたさが つのるのよ
遠とおいあの人ひといまどこに 湯ゆの町まちみれん
ついてtsuite来kuるかいrukai 行iきますとkimasuto
天城amagiをwo越koえたeta
あのano夜yoruはha還kaeらぬranu まぼろしかmaboroshika
小雨kosameのno修善寺syuzenji 湯yuもやのmoyano桂katsura橋bashi
あゝaa思omoいi出deをwo 捨suてながらtenagara こみあげるkomiageru
女onnaごころのgokorono涙雨namidaame 湯yuのno町machiみれんmiren
遠tooくku聞kiこえるkoeru 蝉semiしぐれshigure
淋sabiしさshisa誘sasoうu
面影omokageさがしてsagashite さまよえばsamayoeba
狩野川kanogawaせせらぎseseragi 女onnaのno愛aiのno日hiがga
あゝaaなつかしくnatsukashiku よみがえるyomigaeru このkono胸muneにni
ひとりいとしさhitoriitoshisa抱daきしめるkishimeru 湯yuのno町machiみれんmiren
縋sugaるあなたはruanataha もういないmouinai
伊豆izu路jiのno春haruよyo
儚hakanaいi女onnaのno 夢yumeでしたdeshita
大仁oohitoすぎればsugireba 長岡nagaoka 湯yuのno香kaoりri
あゝaaひとたびのhitotabino 逢aいたさがitasaga つのるのよtsunorunoyo
遠tooいあのiano人hitoいまどこにimadokoni 湯yuのno町machiみれんmiren