手てあぶり火鉢ひばちが あった頃ころ
煙草たばこは 今いまよりうまかった
女おんなの素足すあしの つめたさが
いとしく思おもえたものだった
二人ふたりでいれば 生いきられる
一人ひとりになれば 凍こごえ死しぬ
そんな思おもいが ジンジンと
胸むねに響ひびいた 冬ふゆの唄うた
ああ 人恋ひとこいし ああ冬ふゆの唄うた
時計とけいがチクタク 鳴なった頃ころ
別わかれは 今いまより辛つらかった
男おとこのコートを 重かさね着ぎて
女おんながふるえたものだった
夜よふけに おりる階段かいだんが
ギシギシきしむ たびごとに
二人ふたり その場ばに立たちどまり
耳みみをすました 冬ふゆの唄うた
二人ふたりでいれば 生いきられる
一人ひとりになれば 凍こごえ死しぬ
そんな思おもいが ジンジンと
胸むねに響ひびいた 冬ふゆの唄うた
ああ 人恋ひとこいし ああ冬ふゆの唄うた
手teあぶりaburi火鉢hibachiがga あったatta頃koro
煙草tabakoはha 今imaよりうまかったyoriumakatta
女onnaのno素足suashiのno つめたさがtsumetasaga
いとしくitoshiku思omoえたものだったetamonodatta
二人futariでいればdeireba 生iきられるkirareru
一人hitoriになればninareba 凍kogoえe死shiぬnu
そんなsonna思omoいがiga ジンジンjinjinとto
胸muneにni響hibiいたita 冬fuyuのno唄uta
ああaa 人恋hitokoiしshi ああaa冬fuyuのno唄uta
時計tokeiがgaチクタクchikutaku 鳴naったtta頃koro
別wakaれはreha 今imaよりyori辛tsuraかったkatta
男otokoのnoコkoートtoをwo 重kasaねne着giてte
女onnaがふるえたものだったgafuruetamonodatta
夜yoふけにfukeni おりるoriru階段kaidanがga
ギシギシgishigishiきしむkishimu たびごとにtabigotoni
二人futari そのsono場baにni立taちどまりchidomari
耳mimiをすましたwosumashita 冬fuyuのno唄uta
二人futariでいればdeireba 生iきられるkirareru
一人hitoriになればninareba 凍kogoえe死shiぬnu
そんなsonna思omoいがiga ジンジンjinjinとto
胸muneにni響hibiいたita 冬fuyuのno唄uta
ああaa 人恋hitokoiしshi ああaa冬fuyuのno唄uta