夕ゆう焼やけ雲ぐもが 不ふ穏おんに浮うかんでいる
波なみ打うち際ぎわは 異い形ぎょうの魚さかなの群むれ
真ま夏なつの雹ひょうと 真ま冬ふゆの大だい洪こう水ずい
昨日きのうの夢ゆめが 漸ぜん次じ 崩くずれてゆく
がらんどうの地ち球きゅう
ルールは何なにもない
吹ふきさらしの地ち平へい
モラルの影かげもない
時と計けいの針はりが 終おわりを刻きざんでいる
パンの値ね打うちは 札さつ束たばでも足たらない
同おなじ色いろした 肌はだ同どう士しが争あらそい
今日きょうの友ともさえ 明日あしたの敵てきになる
がらんどうの地ち球きゅう
ルールは何なにもない
吹ふきさらしの地ち平へい
モラルの影かげもない
形かたちあるもの それは皆みなまぼろし そう
形かたちなきもの それだけが永えい遠えん そう
手てに取とれるもの それは皆みなまやかし そう
手てに取とれぬもの それだけが真しん実じつ そう
砲ほう火かの声こえが 正せい義ぎを叫さけんでいる
瓦が礫れきの山やまは 誰だれをもねぎらわない
たばかるだけの 歴れき史しが閉とじれたなら
新あらたな夢ゆめを 荒こう野やに紡つむげるだろう
がらんどうの地ち球きゅう
ルールは何なにもない
吹ふきさらしの地ち平へい
モラルの影かげもない
夕yuu焼yaけke雲gumoがga 不fu穏onにni浮uかんでいるkandeiru
波nami打uちchi際giwaはha 異i形gyouのno魚sakanaのno群muれre
真ma夏natsuのno雹hyouとto 真ma冬fuyuのno大dai洪kou水zui
昨日kinouのno夢yumeがga 漸zen次ji 崩kuzuれてゆくreteyuku
がらんどうのgarandouno地chi球kyuu
ルruールruはha何naniもないmonai
吹fuきさらしのkisarashino地chi平hei
モラルmoraruのno影kageもないmonai
時to計keiのno針hariがga 終oわりをwariwo刻kizaんでいるndeiru
パンpanのno値ne打uちはchiha 札satsu束tabaでもdemo足taらないranai
同onaじji色iroしたshita 肌hada同dou士shiがga争arasoいi
今日kyouのno友tomoさえsae 明日ashitaのno敵tekiになるninaru
がらんどうのgarandouno地chi球kyuu
ルruールruはha何naniもないmonai
吹fuきさらしのkisarashino地chi平hei
モラルmoraruのno影kageもないmonai
形katachiあるものarumono それはsoreha皆minaまぼろしmaboroshi そうsou
形katachiなきものnakimono それだけがsoredakega永ei遠en そうsou
手teにni取toれるものrerumono それはsoreha皆minaまやかしmayakashi そうsou
手teにni取toれぬものrenumono それだけがsoredakega真shin実jitsu そうsou
砲hou火kaのno声koeがga 正sei義giをwo叫sakeんでいるndeiru
瓦ga礫rekiのno山yamaはha 誰dareをもねぎらわないwomonegirawanai
たばかるだけのtabakarudakeno 歴reki史shiがga閉toじれたならjiretanara
新araたなtana夢yumeをwo 荒kou野yaにni紡tsumuげるだろうgerudarou
がらんどうのgarandouno地chi球kyuu
ルruールruはha何naniもないmonai
吹fuきさらしのkisarashino地chi平hei
モラルmoraruのno影kageもないmonai