俵星玄蕃 歌詞 三波春夫 ふりがな付

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よみ:たわらほしげんば

俵星玄蕃 歌詞

三波春夫

1987.11.21 リリース
作詞
北村桃児
作曲
長津義司
友情 感動 恋愛 元気 結果
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やりびても びぬ
おとこ玄蕃げんば心意気こころいき
赤穂あこう浪士ろうしの かげとなり
つくまことやり一筋ひとすじ
かおほまれの 元禄げんろくざくら

姿すがたそばに やつしてまでも
しの杉野すぎのよ せつなかろ
今宵こよい名残なごりておけよ
たわらくずし極意ごくいひと
これがはなむおとここころ

なみだをためてかえ
そば姿すがたびとめて

せめて名前なまえかせろよと
くちまでたがそうじゃない
わぬがはな人生じんせい
うてわかれる運命さだめとか
おもなおしてたわらぼし
ひとりしみじみみながら
ときごした真夜中まよなか
こころ隅田すみだ川風かわかぜ
ながれてひびくいさましさ
一打ひとうさんなが
あれはたしかにたしかにあれは
山鹿やまが流儀りゅうぎ陣太鼓じんだいこ

とき元禄げんろくじゅう五年ごねん十二月じゅうにがつ十四日じゅうよっか
江戸えど夜風よかぜをふるわせて
ひびくは山鹿やまが流儀りゅうぎ陣太鼓じんだいこ
しかも一打ひとうさんながれ、おもわずハッとがり、
みみませて太鼓たいこかぞえ「おう、まさしく赤穂あこう浪士ろうしりじゃ」
助太刀すけだちするはときぞ、もしやそのなかにひるまわかれたあのそば
りあわせぬか、名前なまえはなんと今一度いまひとたび

うてわかれがげたいものと、けいこ襦袢じゅばんかためて、だん小倉こぐらはかま股立ももだたかげし、
しろあやたたんでうし鉢巻はちまきのつるごとく、なげしにかかるは先祖伝来せんぞでんらいたわら弾正だんじょうきたえたるしゃく手槍てやりみぎに、

切戸きりどけて一足ひとあしおもてせば、
てん幽暗ゆうあんがいがいたる白雪しらゆき蹴立けたてて
行手ゆくて松阪まつざかちょう…」

吉良きら屋敷やしきてみれば、いまりは真最中まっさいちゅう
総大将そうだいしょう内蔵之助くらのすけ
つけてたわらぼしが、天下てんか無双むそうのこのやりで、
助太刀すけだちをばいたそうぞ、

われたとき大石おおいしふか御恩ごおんはこのとおり、あつ御礼おれいもうします。
されども此処ここのままに、
やりおさめて引上ひきあくださるならばがたし、

かかるりしも一人ひとり浪士ろうしゆきをけたてて
サク、サク、サク、サク、サク、サクー、

先生せんせい』『おうッ、そばか』

いや、いや、いや、いや、えりかれた名前なまえこそ、
まことは杉野すぎのじゅうへい殿どの、わしがおしえたあの極意ごくい
いのちしむなおこそしめ、立派りっぱはたらいのりますぞよ、
さらばさらばと右左みぎひだり赤穂あこう浪士ろうし邪魔じゃまするやつ何人なんびとたりとも
とおさんぞ、はしのたもとで石突いしづいて、やり玄蕃げんば仁王立におうだち…」

てやひびけや 山鹿やまが太鼓たいこ
つき夜空よぞらわた
ゆめきつつ 両国りょうごく
はしのたもとで ゆきふみしめた
やり玄蕃げんばなみだひか

俵星玄蕃 / 三波春夫 の歌詞へのレビュー

男性

馬骨

2022/09/26 14:30

槍は錆びても心は錆びぬ、男玄審の心意気、赤穂浪士の影になり、尽くす誠は槍一筋に、香る誉れの元禄桜・・姿蕎麦屋にやつして迄も、忍ぶ杉野よ刹那かろ、今宵名残に見ておけよ、俵崩しの極意の一手、これが餞向け男の心・・涙を溜めて降り変える、蕎麦屋の姿を呼び止めて・・せめて名前をと口まで出たが、言わぬが花よ人生は、独りしみじみ吞みながら、時を過ごした真夜中に、心墨田の川風流れて響く陣太鼓確かにあれは山鹿の太鼓・・「先生」「おお蕎麦屋」おっと、襟に書かれた名前は、杉野!!、俵星玄審、両国橋をとうせんぼ・・

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曲名:俵星玄蕃 歌手:三波春夫