夏なつが終おわれば僕ぼくらの過すごした
時間じかんなどもう消きえて無なくなって
虚むなしさが波なみになって押おし寄よせる
記憶きおくを置おき去ざりに
いつもの帰かえり道みち
見慣みなれたこの景色けしきも
隣となりに君きみが居いない
それだけで不安定ふあんていだよ
「何なにもかも見みせてくれよ」
「僕ぼくに寄よりかかっておいで」
そんな風ふうに言いいながら
何なにもしてあげてなくて
妙みょうなプライドで
積つみ上あげたマウンドから
投なげるだけの想おもい
受うけ止とめてくれてる君きみは
壊こわれそうなのに
夏なつが終おわれば僕ぼくらの交かわした
約束やくそくはもう消きえて無なくなって
それ以上いじょうも以下いかも
二度にどと無ない事ことに気付きづく
信しんじてくれた君きみを振ふり切きって
素直すなおになれず弱よわさを隠かくして
寂さびしさで詰つまった僕ぼくらの距離きょりも
縮ちぢまらないままに
きらめく貝殻かいがらを
ぼんやり見みつめるだけ
右手みぎてにはささやかな
二人ふたりの夢ゆめを握にぎりしめて
こんな僕ぼくに何なにが出来できる?
君きみさえ守まもってやれないで
頬ほっぺたを流ながれてる
涙なみだにも腹はらが立たつよ
どんな小ちいさなサインも見逃みのがさずに
君きみにうなずけたら
崩くずれそうな僕ぼくらだって
信しんじ合あえるのさ
夏なつが終おわれば僕ぼくらの描えがいた
季節きせつがまた次つぎに続つづくように
「大丈夫だいじょうぶだよ」くらいは
言いえるようになっていなくちゃな
振ふり向むけばいつも君きみが笑わらって
僕ぼくの背中せなかをそっと押おしてくれる
「そのままで良いいんだよ」って言いえるなら
優やさしくなれるはず
もう涙なみだは流ながさずに
君きみを守まもれるように
夏natsuがga終oわればwareba僕bokuらのrano過suごしたgoshita
時間jikanなどもうnadomou消kiえてete無naくなってkunatte
虚munaしさがshisaga波namiになってninatte押oしshi寄yoせるseru
記憶kiokuをwo置oきki去zaりにrini
いつものitsumono帰kaeりri道michi
見慣minaれたこのretakono景色keshikiもmo
隣tonariにni君kimiがga居iないnai
それだけでsoredakede不安定fuanteiだよdayo
「何naniもかもmokamo見miせてくれよsetekureyo」
「僕bokuにni寄yoりかかっておいでrikakatteoide」
そんなsonna風fuuにni言iいながらinagara
何naniもしてあげてなくてmoshiteagetenakute
妙myouなnaプライドpuraidoでde
積tsuみmi上aげたgetaマウンドmaundoからkara
投naげるだけのgerudakeno想omoいi
受uけke止toめてくれてるmetekureteru君kimiはha
壊kowaれそうなのにresounanoni
夏natsuがga終oわればwareba僕bokuらのrano交kaわしたwashita
約束yakusokuはもうhamou消kiえてete無naくなってkunatte
それsore以上ijouもmo以下ikaもmo
二度nidoとto無naいi事kotoにni気付kiduくku
信shinじてくれたjitekureta君kimiをwo振fuりri切kiってtte
素直sunaoになれずninarezu弱yowaさをsawo隠kakuしてshite
寂sabiしさでshisade詰tsuまったmatta僕bokuらのrano距離kyoriもmo
縮chijiまらないままにmaranaimamani
きらめくkirameku貝殻kaigaraをwo
ぼんやりbonyari見miつめるだけtsumerudake
右手migiteにはささやかなnihasasayakana
二人futariのno夢yumeをwo握nigiりしめてrishimete
こんなkonna僕bokuにni何naniがga出来dekiるru?
君kimiさえsae守mamoってやれないでtteyarenaide
頬hoっぺたをppetawo流nagaれてるreteru
涙namidaにもnimo腹haraがga立taつよtsuyo
どんなdonna小chiiさなsanaサインsainもmo見逃minogaさずにsazuni
君kimiにうなずけたらniunazuketara
崩kuzuれそうなresouna僕bokuらだってradatte
信shinじji合aえるのさerunosa
夏natsuがga終oわればwareba僕bokuらのrano描egaいたita
季節kisetsuがまたgamata次tsugiにni続tsuduくようにkuyouni
「大丈夫daijoubuだよdayo」くらいはkuraiha
言iえるようになっていなくちゃなeruyouninatteinakuchana
振fuりri向muけばいつもkebaitsumo君kimiがga笑waraってtte
僕bokuのno背中senakaをそっとwosotto押oしてくれるshitekureru
「そのままでsonomamade良iいんだよindayo」ってtte言iえるならerunara
優yasaしくなれるはずshikunareruhazu
もうmou涙namidaはha流nagaさずにsazuni
君kimiをwo守mamoれるようにreruyouni