白しろい蛇へびはある日小ひちいさなヨットを見みつけた
老夫婦ろうふうふが2人ふたりお互たがいを思おもいやりながら
風かぜを受うけて漂ただよっていた
白しろい蛇へびは彼かれらがどこに行ゆこうとしてるかなんて
一秒いちびょうたりとも考かんがえなかった
老夫婦ろうふうふもどこに行ゆこうなんて考かんがえていなかった
ただ浮うかんでいるだけでよかった
ある日灯台ひとうだいの管理人かんりにんが上うえまで上あがってきた
彼かれは白しろい蛇へびに驚おどろいて階段かいだんを転ころげ落おちて死しんだ
白しろい蛇へびはとても悲かなしかった
その日ひから白しろい蛇へびの目めは赤あかくなった
でも白しろい蛇へびは灯台とうだいが好すきだった
だからそこに残のこることにした
そして毎日まいにち 光ひかりに包つつまれたり 風かぜに吹ふかれたり
寒さむさに凍こごえたり 雨あめに濡ぬれたりして
一生いっしょうそこに住すみ続つづけた
―おしまい
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一秒ichibyouたりともtaritomo考kangaえなかったenakatta
老夫婦roufuufuもどこにmodokoni行yuこうなんてkounante考kangaえていなかったeteinakatta
ただtada浮uかんでいるだけでよかったkandeirudakedeyokatta
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だからそこにdakarasokoni残nokoることにしたrukotonishita
そしてsoshite毎日mainichi 光hikariにni包tsutsuまれたりmaretari 風kazeにni吹fuかれたりkaretari
寒samuさにsani凍kogoえたりetari 雨ameにni濡nuれたりしてretarishite
一生issyouそこにsokoni住suみmi続tsuduけたketa
―おしまいoshimai