キッチュな晩餐 歌詞 春瀬烈 ふりがな付

腐くさり切きってるブラフと、どこまでも浅あさい希死きし念慮ねんりょを
綺麗きれいに絆ほだして、首くびにかけてドレスコードを守まもって!

毎夜まいよ香かおるはランデブー、腹はらを満みたしてよ晩餐会ばんさんかい
ただ連つらなっていく、食たべかけの皿さらが

何なにを口くちに入いれているのか、わからずにゴクリと飲のみ込こむ
次つぎの皿さらを持もってきたウェイターが、ニヤリと微笑ほほえむ

「馬脚ばきゃく露あらわせや!」

キッチュになっていくディナーに
あんたらは腹はらを膨ふくらませる!
ほら見みてみろ舌したの色いろ、醜みにくいもんだなぁ
一級いっきゅう品ひんもわからない、味あじのひとつすらわからずに
ただひたすら食たべ続つづけた腹はらが今いま弾はじけるのさ!

有あり難がたがるなよ味あじわえよ

真まっ赤かっ赤かな果実かじつをチェリーピック
ライクアピッグ、そりゃ言いい過すぎって
何なにも言いわないよりマシじゃない?
そうあんたらみたいに

ナイフよりもずっともっと刺させる言葉ことばを、与あたえられても
おべんちゃら、ちゃんちゃらおかしいわ
あんたのことだ、そうあんたのことだ

なんて嘘うそだぜ、気きを取とり直なおそう
レコードをかけてウェイトレス!
無理むりやりに解凍かいとうしたようなラブソングがお好すきでしょう

「 」

一切いっさい合切がっさいビターに、酸すいも甘あまいすらごちゃまぜに
グツグツと煮込にこんでね、跡形あとかたも無なくなるまで!

なあなあにしやがって、その腐くさった胃いを洗あらって
心こころを躍おどらせてみてよ、舌鼓したつづみを打うってみろ

腐乱ふらんするフルコースを目めの前まえに、その頭あたまで思考しこうして選えらんで
貴方あなたが食卓しょくたくに並ならぶ前まえに、食くい物ものにされちゃう前まえに!

キッチュになっていくディナーに
あんたらは腹はらを膨ふくらませる!
ほら見みてみろ舌したの色いろ、醜みにくいもんだなぁ
一級いっきゅう品ひんもわからない、味あじのひとつすらわからずに
ただひたすら食たべ続つづけた腹はらが今いま弾はじけるのさ!

有あり難がたがるなよ味あじわえよ
鵜う呑のみにするなよ冗談じょうだんだぜ

くだんねえな