出直でなおすための 二人ふたりの旅たびに
仕立したてたあの日ひの 夢ゆめ紬つむぎ
ひとりで片袖かたそで 通とおすたび
襟元えりもとあたりが ちくりと痛いたい
貴方あなたが残のこした 傷きずかしら
いいえ 未練みれんという名なの 忘わすれ針ばり
繕つくろえなかった 努つとめてみても
二人ふたりの間あいだの ほころびは
何度なんども縫ぬっては みたけれど
その度たび解ほつれて 広ひろがるばかり
男おとこと女おんなの 夢ゆめ違ちがい
そうね あの日ひの空むなしい 針仕事はりしごと
月日つきひは女おんなを 大人おとなにすると
誰だれかに聞きいたが 作つくり言ごと
想おもい出で紬つむぎを 手てにすれば
いまでも心こころが ちくりと痛いたい
憎にくさが消きえない せいかしら
いいえ 未練みれんという名なの 忘わすれ針ばり
出直denaoすためのsutameno 二人futariのno旅tabiにni
仕立shitaてたあのtetaano日hiのno 夢yume紬tsumugi
ひとりでhitoride片袖katasode 通tooすたびsutabi
襟元erimotoあたりがatariga ちくりとchikurito痛itaいi
貴方anataがga残nokoしたshita 傷kizuかしらkashira
いいえiie 未練mirenというtoiu名naのno 忘wasuれre針bari
繕tsukuroえなかったenakatta 努tsutoめてみてもmetemitemo
二人futariのno間aidaのno ほころびはhokorobiha
何度nandoもmo縫nuってはtteha みたけれどmitakeredo
そのsono度tabi解hotsuれてrete 広hiroがるばかりgarubakari
男otokoとto女onnaのno 夢yume違chigaいi
そうねsoune あのano日hiのno空munaしいshii 針仕事harishigoto
月日tsukihiはha女onnaをwo 大人otonaにするとnisuruto
誰dareかにkani聞kiいたがitaga 作tsukuりri言goto
想omoいi出de紬tsumugiをwo 手teにすればnisureba
いまでもimademo心kokoroがga ちくりとchikurito痛itaいi
憎nikuさがsaga消kiえないenai せいかしらseikashira
いいえiie 未練mirenというtoiu名naのno 忘wasuれre針bari