白しろく微睡まどろむ雪ゆきは記憶きおくに溶とけ
塗ぬり潰つぶされた過去かこを
呼よび醒さます
黒くろく囁ささやく声こえは心こころ模様もよう
胸むねを突つき刺さす影かげと境界線きょうかいせん
舞まい散ちる花はなは儚はかなげに
零こぼれ落おち 頬ほほに消きえ
独ひとり立たち尽つくす寂寞せきばく
ゆらりと揺ゆれる影法師かげぼうしに魅みせられ
舞まい落おちる羽はねに触ふれて穢けがした契ちぎりは
永遠とわの冬ふゆに閉とざされ
今いまも交かわした小指こゆびが疼うずく
あの時切とききり裂さいた帷とばりは
二人ふたりを今いまも隔へだて
届とどかない故ゆえに灯ともせない
宵よいの色いろに染そまる
私わたしを掻かき立たてた好奇こうきが
全すべてを雪ゆきに変かえて
白銀はくぎんの闇やみに消きえゆ
幾いく千せんの羽はねを奏かなで
雪ゆき垂しずり月つき陰かげる華かは泡沫うたかた
指ゆびを切きり刻きざむ氷こおりが溶とけて消きえる日ひ迄まで
独ひとりきり差さし伸のばす手てよ
いつかまた貴女あなたに届とどく日ひが
来くるのでしょうか?
今いまでも降ふり頻しきる粉雪こなゆき
涙なみだの跡あとに溶とけて
戻もどれない雪ゆきが落おちる様ように
故ゆえに咎とがは消きえず
二人ふたりで指切ゆびきった言ことの葉は
私わたしを今いまも責せめて
暗闇くらやみに射さす導しるべ
幾いく百ひゃくの傷きずを照てらして
ゆらりと揺ゆれる影法師かげぼうしに魅みせられ
舞まい落おちる羽はねに触ふれて穢けがした契ちぎりは
永遠とわの冬ふゆに閉とざされ
今いまも交かわした小指こゆびが疼うずく
あの時とき
切きり裂さいた帷とばりは二人ふたりを今いまも隔へだて
届とどかない故ゆえに灯ともせない
宵よいの色いろに染そまる
私わたしを掻かき立たてた好奇こうきが
全すべてを雪ゆきに変かえて
白銀はくぎんの闇やみに消きえゆ
幾いく千せんの羽はね空そらに奏かなで
もう少すこし…
嗚呼ああ
もう少すこし…
嗚呼ああ
紅あかい雪ゆき舞まう哀あい咽えつ
遥はるか彼方かなたへ消きえゆく…
白shiroくku微睡madoroむmu雪yukiはha記憶kiokuにni溶toけke
塗nuりri潰tsubuされたsareta過去kakoをwo
呼yoびbi醒saますmasu
黒kuroくku囁sasayaくku声koeはha心kokoro模様moyou
胸muneをwo突tsuきki刺saすsu影kageとto境界線kyoukaisen
舞maいi散chiるru花hanaはha儚hakanaげにgeni
零koboれre落oちchi 頬hohoにni消kiえe
独hitoりri立taちchi尽tsuくすkusu寂寞sekibaku
ゆらりとyurarito揺yuれるreru影法師kageboushiにni魅miせられserare
舞maいi落oちるchiru羽haneにni触fuれてrete穢kegaしたshita契chigiりはriha
永遠towaのno冬fuyuにni閉toざされzasare
今imaもmo交kaわしたwashita小指koyubiがga疼uzuくku
あのano時切tokikiりri裂saいたita帷tobariはha
二人futariをwo今imaもmo隔hedaてte
届todoかないkanai故yueにni灯tomoせないsenai
宵yoiのno色iroにni染soまるmaru
私watashiをwo掻kaきki立taてたteta好奇koukiがga
全subeてをtewo雪yukiにni変kaえてete
白銀hakuginのno闇yamiにni消kieゆyu
幾iku千senのno羽haneをwo奏kanaでde
雪yuki垂shizuりri月tsuki陰kageるru華kaはha泡沫utakata
指yubiをwo切kiりri刻kizaむmu氷kooriがga溶toけてkete消kiえるeru日hi迄made
独hitoりきりrikiri差saしshi伸noばすbasu手teよyo
いつかまたitsukamata貴女anataにni届todoくku日hiがga
来kuるのでしょうかrunodesyouka?
今imaでもdemo降fuりri頻shikiるru粉雪konayuki
涙namidaのno跡atoにni溶toけてkete
戻modoれないrenai雪yukiがga落oちるchiru様youにni
故yueにni咎togaはha消kiえずezu
二人futariでde指切yubikiったtta言kotoのno葉ha
私watashiをwo今imaもmo責seめてmete
暗闇kurayamiにni射saすsu導shirube
幾iku百hyakuのno傷kizuをwo照teらしてrashite
ゆらりとyurarito揺yuれるreru影法師kageboushiにni魅miせられserare
舞maいi落oちるchiru羽haneにni触fuれてrete穢kegaしたshita契chigiりはriha
永遠towaのno冬fuyuにni閉toざされzasare
今imaもmo交kaわしたwashita小指koyubiがga疼uzuくku
あのano時toki
切kiりri裂saいたita帷tobariはha二人futariをwo今imaもmo隔hedaてte
届todoかないkanai故yueにni灯tomoせないsenai
宵yoiのno色iroにni染soまるmaru
私watashiをwo掻kaきki立taてたteta好奇koukiがga
全subeてをtewo雪yukiにni変kaえてete
白銀hakuginのno闇yamiにni消kieゆyu
幾iku千senのno羽hane空soraにni奏kanaでde
もうmou少sukoしshi…
嗚呼aa
もうmou少sukoしshi…
嗚呼aa
紅akaいi雪yuki舞maうu哀ai咽etsu
遥haruかka彼方kanataへhe消kiえゆくeyuku…