古ふるい酒屋さかやの 角かどを曲まがった
袋小路ふくろこうじの 突つき当あたり
窓まどに飾かざった てるてる坊主ぼうず
淋さびしく揺ゆれてる お店みせだよ
おまえに 似にてるよね アタシ・・・
中野なかの 駅裏えきうら 「雨あまやどり」
青あおいランプが 灯ともる店みせ
肩かたにそぼ降ふる 雨あめの粒つぶより
店みせはあるのに 見みえるのに
歩あるき疲つかれた 体からだと心こころ
淋さびしさ預あずける 場所ばしょがない
話はなしも 下手へただから アタシ・・・
中野なかの 駅裏えきうら 「雨あまやどり」
一人ひとりたたずむ 夜よるの道みち
店みせの奥おくから ちょっと聞きこえる
途切とぎれ途切とぎれの 話はなし声ごえ
昔むかし懐なつかし ふるさと訛なまり
想おもい出だしちゃう 母かあさんを
優やさしい 人ひとみたい ママさん・・・
中野なかの 駅裏えきうら 「雨あまやどり」
開あけてみようか ガラス戸どを
古furuいi酒屋sakayaのno 角kadoをwo曲maがったgatta
袋小路fukurokoujiのno 突tsuきki当aたりtari
窓madoにni飾kazaったtta てるてるteruteru坊主bouzu
淋sabiしくshiku揺yuれてるreteru おo店miseだよdayo
おまえにomaeni 似niてるよねteruyone アタシatashi・・・
中野nakano 駅裏ekiura 「雨amaやどりyadori」
青aoいiランプranpuがga 灯tomoるru店mise
肩kataにそぼnisobo降fuるru 雨ameのno粒tsubuよりyori
店miseはあるのにhaarunoni 見miえるのにerunoni
歩aruきki疲tsukaれたreta 体karadaとto心kokoro
淋sabiしさshisa預azuけるkeru 場所basyoがないganai
話hanashiもmo 下手hetaだからdakara アタシatashi・・・
中野nakano 駅裏ekiura 「雨amaやどりyadori」
一人hitoriたたずむtatazumu 夜yoruのno道michi
店miseのno奥okuからkara ちょっとchotto聞kiこえるkoeru
途切togiれre途切togiれのreno 話hanaしshi声goe
昔mukashi懐natsuかしkashi ふるさとfurusato訛namaりri
想omoいi出daしちゃうshichau 母kaaさんをsanwo
優yasaしいshii 人hitoみたいmitai ママmamaさんsan・・・
中野nakano 駅裏ekiura 「雨amaやどりyadori」
開aけてみようかketemiyouka ガラスgarasu戸doをwo