ぐっと握にぎった 拳こぶしの中なかに
今いまも生いきてる 故里ふるさと魂ごころ
土つちの匂においと 辛抱強しんぼうづよさ
それが自分じぶんの 切きり札ふださ
ひとり都みやこの 雨あめあがり
明日あすに掛かけたい おとこの虹にじを
会あって詫わびたい 父母おやさえいない
北国きたは今いまごろ 雪降ゆきふる頃ころか
地酒じざけ一本いっぽん あぐらに抱だいて
そっと手向たむける コップ酒ざけ
ぐらり背中せなかが 酔ようほどに
郷里くにへ掛かけたい おとこの虹にじを
五十歳ごじゅう・六十歳ろくじゅうで 分わからぬことが
見みえてくるのさ 七十歳しちじゅう過すぎて
胸むねに一輪いちりん まっ赤かな花はなを
抱だいていこうぜ 粛々しゅくしゅくと
続つづくこの道みち 人生じんせいの
明日あすに掛かけたい おとこの虹にじを
ぐっとgutto握nigiったtta 拳kobushiのno中nakaにni
今imaもmo生iきてるkiteru 故里furusato魂gokoro
土tsuchiのno匂nioいとito 辛抱強shinbouduyoさsa
それがsorega自分jibunのno 切kiりri札fudaさsa
ひとりhitori都miyakoのno 雨ameあがりagari
明日asuにni掛kaけたいketai おとこのotokono虹nijiをwo
会aってtte詫waびたいbitai 父母oyaさえいないsaeinai
北国kitaはha今imaごろgoro 雪降yukifuるru頃koroかka
地酒jizake一本ippon あぐらにagurani抱daいてite
そっとsotto手向tamuけるkeru コップkoppu酒zake
ぐらりgurari背中senakaがga 酔yoうほどにuhodoni
郷里kuniへhe掛kaけたいketai おとこのotokono虹nijiをwo
五十歳gojuu・六十歳rokujuuでde 分waからぬことがkaranukotoga
見miえてくるのさetekurunosa 七十歳shichijuu過suぎてgite
胸muneにni一輪ichirin まっmaxtu赤kaなna花hanaをwo
抱daいていこうぜiteikouze 粛々syukusyukuとto
続tsuduくこのkukono道michi 人生jinseiのno
明日asuにni掛kaけたいketai おとこのotokono虹nijiをwo