夢に酔わせて 歌詞 香西かおり ふりがな付

蒼あおいグラスの中なか 夢ゆめが揺ゆれてる
ただ泣ないて また泣ないて 嗄かれて 消きえた
切せつない痛いたみの痕あと

甘あまい記憶きおくのどこかに 眠ねむるキャンドルたち
「もう行いって」 そう言いって
突つき放はなした 恋こいの終おわりさえも

何故なぜ?と 言いわないままで
何なにも 諦あきらめないで
夕闇ゆうやみの宙そらに 冴さえ渡わたる月つき
今いま...輝かがやく

夢ゆめに酔よわせて 蒼あおく揺ゆられて‥
時ときは過すぎるの 悔くやむ間まもなく
華はなを咲さかせて 悲かなしく 揺ゆれて
生いきてゆきましょう いつかまた逢あいましょう
きっと 誰だれもが泣ないてる
きっと 誰だれかを愛あいしてる

千せんの出逢であいの糸いと 人ひとは結むすばれてく
「恋こいだ」って.. 「夢ゆめだ」って.. 心こころ 燃もやし
幻まぼろしに逸はぐれて…

巡めぐる 全すべてのことは
今いまを 彩いろどるための
光ひかりと影かげだと 気付きづいた日ひから
ただ.. 愛いとしい

最初さいしょの夢ゆめが 最期さいごの夢ゆめを
叶かなえてくれる そう 信しんじてる
時ときに愚おろかで.. 弱よわさも抱だいて..
生いきてゆきましょう
鮮あざやかに生いきましょう
もっと 美うつくしくなれる
もっと 心こころを震ふるわせて

悲かなしいのは 幸しあわせだから..
幸しあわせなのは 哀かなしいから..
命いのちは欲張よくばりだから
苦くるしくて 輝かがやいている

夢ゆめに酔よわせて 今いまは泣なかせて
時ときは過すぎるの 悔くやむ間まもなく
一度いちど限かぎりの 人生じんせいだから
生いきてゆきましょう いつかまた逢あいましょう
きっと 誰だれもが泣ないてる
きっと 誰だれかを愛あいしてる