コムアイ 「生きろ。」リリース!
水曜日のカンパネラが、yahyelを迎えて制作した楽曲「生きろ。」をリリースした。【コラム】これで芭蕉の勉強もプリウスのアピールもバッチリ。水曜日のカンパネラの『松尾芭蕉』
yahyelとコラボが実現!
昨年末、水曜日のカンパネラのコムアイとyahyelのボーカル:池貝峻が偶然会った際、一緒に楽曲を制作しようという話になり、今回のコラボレーションが実現。その後、制作がスタートし、今年の「SUMMER SONIC 2018」で初披露し、ファンの間では話題になっていた一曲。作詞は池貝峻、コムアイが、作曲は池貝峻、篠田ミル、杉本亘、コムアイが手掛けている。ジャケ写に赤外線写真を使用
なお、今回のジャケット写真には、写真家・山谷佑介がコムアイ、池貝と夜中の新宿を赤外線カメラで撮影した赤外線写真を使用。普段目にする表層の奥に隠れる“リアルトーキョー”をあぶり出す、人の目には見えない赤外線を使った撮影方法で撮られている。池貝峻(yahyel)コメント
コムアイとの最初の会話をみると、明け方に、必死になって互いの感覚を確かめあってる気がする。普段誰も声に出さないから上手く言葉にできない感覚を、慎重な例え話をしながら。僕はその瞬間が一番嬉しかったです。東京ほど、レットイットビーできない街はないのかもしれない。何となく、波風を立てないよう、無理やり何かのふりをしていても、誰かがそんな”無理やり”の褒め方を見つけて、がんじがらめになる。
その先で悩んでも、喜んでも、血しぶきがあがっても、気づく前に止まるということを知らない。
結末の、束の間の”安堵”に息を切らすことに精一杯だとしても、その時しか気づくことはできないんだよ。ちゃんと残さなないと。
僕はこの経験を通して、変な話、世間はコムアイを誤解しているのかもしれないなと思った。まず、記憶力がすごい。だからこそ、着飾って、色々なふりをしているけど、表現の中では嘘がつきたくない人なんだと思う。今の東京というイメージを背負いながらも、濁りひとつない目で、悲しみを見据えている強くて、弱い人間なんじゃないかなと思う。
そんな、彼女を支えるチームと、いつになく僕を雄弁にしてくれた彼女に感謝したいです。僕らの世代は、ちゃんと見据えて、そして生き延びよう。我々はちゃんと残すという責任を負います。