「これまでのコンサートのベスト版」ツアー開催中
松任谷由実、冬恒例のリゾートライブ『SURF&SNOW in Naeba Vol.39』が、2月4日(月)、新潟県・苗場プリンスホテルにてスタートした。今回のテーマは、“大人の妄想” “バーチャルワールドな夢の世界”。【歌詞コラム】ユーミンの『やさしさに包まれたなら』にみんなが包まれたなら!
昨年9月よりスタートした全国アリーナツアー「タイムマシーンツアー」では、これまでのコンサートのベスト版ともいうべき内容で、アリーナならではのセンターステージに大掛かりな演出がなされているが、全く環境の異なるこの苗場では、プレミアムなステージが毎回行われている。
大人の女性を感じさせる衣装にも注目
今回のショーの演奏は、バンドにストリングスを加えた編成で、ステージセットはシュールレアリズムのトロンプ・ルイユ(騙し絵、トリックアート)で非現実的な世界が表現され、多数のユーミンの楽曲の中からテーマに沿った選曲で、大人の夢の世界が繰り広げられている。
注目の衣装のほうも、ゴールドのラメをあしらったベルベット素材のブラックのコートドレス、真紅のワンショルダーのドレス、マニッシュなスーツと、洗練された大人の女性のスタイルを披露。
全24曲、約2時間半に及ぶ圧巻ライブ
また、セットリストの中には、自身のオリジナル作品の他に、作詞を手掛けた『雨音はショパンの調べ/小林麻美』(1984年4月21日発売)や、荒井由実時代に楽曲提供をした『「いちご白書」をもう一度/バンバン』(1975年8月1日発売)のセルフカバーも演奏。恒例の苗場名物リクエストコーナーは勿論の事、『翳りゆく部屋』『リフレインが叫んでる』『最後の嘘』『BLIZZARD』等の代表曲も織り交ぜ、リクエストコーナー、アンコールを含め全24曲、約2時間半のステージを行った。
公演は2月4日(月)から2月18日(月)まで全8公演、10,800人の動員を予定。
昨年、4月11日(水)に松任谷由実45周年記念ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』を発売。
4/23付オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。自身がもつ⼥性アーティストならびに男⼥通じてソロアーティスト歴代最多記録となる「アルバム1位獲得作品数」を通算24作(荒井由実名義含む)に更新。
9月には荒井由実時代を含めた400曲以上に及ぶ、松任谷由実全楽曲のデジタル配信をスタートし、多数の主要サイトで首位を獲得し、大きな話題となった。
中でも、45周年記念ベストアルバム「ユーミンからの、恋のうた。」と共に、40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』がベスト盤の名作として、新たな音楽ユーザーに聴き継がれている。
追加公演決定!
そのベストアルバムを受けて、9月よりスタートした「タイムマシーンツアー」は、スタート時、14会場29公演を発表。そのショーの内容に大きなリアクションを得て、その後、昨年までで7本の追加公演が決定。チケットは軒並み全会場ソールドアウト。
その状況を受け、ユーミンの”初めての人にぜひ観てほしい”という思いから、更に5/10(金) 11(土)長野ビッグハット、5/15(水) 16(木)日本武道館の4本の追加公演が決定した。
当初、平成最後のツアーとなる予定だったが、新たな年号をまたにかけ、ユーミンの名曲、コンサートの名場面が、ファイナル日本武道館2DAYSまで繰り広げられてゆく。公演数は全40公演、総動員数は約40万人を予定。