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【ライブレポート】今井洋介との別れ。「あいつの夢も乗っけてこれからももっと…」逗子三兄弟がツアーファイナルで見せた男気。




11月28日、東京キネマ倶楽部にて逗子三兄弟  5th Anniversary & Tour Final ONEMAN Live in TOKYO「三匹の子ブタ ~伝説はここから始まった~」が行われた。

開演前より某テーマパークを彷彿させるファンタスティックなBGMで観客の期待を煽り、開演のブザーと共に流れたつたない英語でアナウンスする子供の声に会場は拍手を送った。

大迫力のバンドを近くに感じることができ、観客もバンドに歓声を送っていたそんな中、いよいよ逗子三兄弟の登場となり会場のボルテージが急上昇。
1曲目はもちろん「三匹の子ブタ」。BPMの速いジャズ調にワクワクも高まり、続く「帰ってきたサマーウルフ」のバスドラムで更に会場は盛り上がりでフロアはお祭り騒ぎ!




次男大河が「オレたちと一緒に伝説始めんだろ?!最高の1日にしようぜ!」と語り、中盤はミディアムの曲からバラードへと突入。男子目線で歌った恋の詩と3人が奏でるハーモニーに男子も女子もうっとり…。
だがその直後、雰囲気を180度変えて「ぶっとびマン・フィーバー」を披露、息ピッタリの煽りで再び会場のテンションを引っ張り上げる。

その後もまたバラードで胸が熱くなるようなパフォーマンスを披露したり、アップテンポのダンスチューンで大はしゃぎするうちにあっという間に最後の曲まで歌い終えてしまった。そしてバンドメンバーの紹介へと移ると、一人一人の丁寧な紹介と個々のソロパフォーマンスで観客からはドッと拍手が起こる。父親の影響で幼い頃から音楽や楽器と携わってきた根っからのミュージシャンである3人が、自分たちのカッコイイと思うものを皆にもカッコイイと思ってもらいたいという想いで今回生音でのライブに挑戦したということだが、彼らとバンドメンバーの間にある深い絆から奏でられるのは心の奥底を揺さぶるような音楽であった。



アンコールでは長男優己と三男翔馬がギターを持ち、次男大雅がドラムに着くというスタイルで「HERO」を披露。新たな一面として彼らの本格的な演奏を見たファンからは賞賛の声が聞こえた。
そして、最後の曲を歌う前に、ライブスタート数時間前に早すぎる逝去が公表された今井洋介への思いが大雅より語られた。今井と大雅は小学校からの同級生であり、地元湘南出身者で固められたバックバンドのメンバーも含め、子供の頃から一緒に音楽を志した仲間であった。
今井のデビュー作「もう一度、手をつなごう」(2014年3月12日発売)は逗子三兄弟の全面サポートによって制作されている。

「あいつの夢も乗っけてもっと頑張りたい」とのMCの後、抑えきることのできなかった涙が滲むキラキラとした目で「Life is beautiful」を歌い上げた彼らに会場はいつまでも、高々と手を挙げ拍手を送った。



彼らとファン、バンドメンバーとの心の距離感は本人達も言うように”家族”のようで、その輪に入りたくなるほどに楽しさも悲しみも共有されていた空間であった。
また、本日披露された新曲「サンタクロースの正体は…」はアップテンポでキャッチーなメロディに彼ららしい詩をのせたクリスマスソングとなっており、既に配信開始されているので要チェックである!


TEXT:愛香
-セットリスト-
1.三匹の子ブタ
2.帰ってきたサマーウルフ
3.99.9%片想い
4.ディスコ☆デラックス
5.情熱の太陽
6.愛なんですか?情ですか?
7.リグレット
8.リトルムービー
9.マイベイビー
10.ぶっとびマン・フィーバー
11.湘南ラブストーリー
12.シーサイドウエディング
13.愛言葉
14.渚のデビル
15.サマーウルフ
16.MAGIC in SUMMER
17.サンタクロースの正体は…
18.純白の花嫁
19.父へ
20.家族レター
21.GOOD LIFE!

EN1.HERO
EN2.Life is beautiful

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