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ジャンルを超えて溢れ出したリスペクトと多幸感——『BRAVE SONIC』全9組が駆け抜けた至高の1日 (3/3)

GENIC

スクリーンに映し出されたカウントダウンとアタック映像から、華やかに幕を開けたGENICのステージ。
1曲目『IT'S SHOWTIME』からスタンドマイクを用いた洗練されたパフォーマンスと可憐なダンスブレイクを魅せ、一瞬で場内を自分たちの色に染め上げていく。
『New Game!!』へと加速する中で提示されたのは、メンバー7人全員がメインを張れるというGENICの絶対的な歌の強さだ。西本茉生、増子敦貴、小池竜暉、雨宮翔、西澤呈、金谷鞠杏、宇井優良梨。7人それぞれの個性を映した歌声が目まぐるしく交錯し、グループとしての圧倒的な層の厚さをまざまざと見せつけていた。


アクトの大きなハイライトとなったのが、出演者との深い縁を噛み締めるように語られたMCタイムだ。
共演者たちとの思い出を回顧する中で、7ORDERの萩谷慧悟と増子敦貴の関係性や、宇井優良梨が佐々木杏莉(ONE LOVE ONE HEART)とシール交換をしたエピソードなどが明かされ、会場は温かな一体感と笑顔で包み込まれる。
関わりの深い大切な仲間たちと同じステージに立てる喜びを全身で表現する彼らの姿は、フェスという特別な空間に最高のアットホーム感をもたらしていた。


『ENDER』の重厚なビートでギアを入れ直すと、『MOONLIGHT』では月明かりのように情緒的な世界観を構築。『ぎゅっと』からラストの『夏の聲』へ至るまで、タオルやペンライトを揺らす客席とひとつになりながら全身全霊の歌声を響かせた
。誰がマイクをとっても主役として成立する圧倒的な歌唱パフォーマンスと、仲間への愛に満ちた温かい人間性。その双方が完璧に調和した、真夏の豊洲PITに深く残るアクトだった。


GENICセットリスト

1.IT'S SHOWTIME
2.New Game!!
3.ENDER
4.MOONLIGHT
5.ぎゅっと
6.夏の聲

avexDNAを継承する男女7人組ダンス&ボーカルグループ。 新グループ育成プロジェクト= a-genic PROJECT を経て2020年5月27日にCDデビュー。 コロナ禍でのデビューでありながらも着実にリリースとツアーを重ね、2024年春にリリースした3rd AL『N_G』では、オリコンデイリーアルバムランキング···

長丁場となったBRAVE SONICも、いよいよセミファイナルの時間を迎えていた。お立ち台の上に鎮座した3人の圧倒的な佇まいから、WHITE JAMのステージは幕を開ける。
『磁石』『Tattoo』『池袋サンシャイン』とマスターピースを連続投下し、魅せ方を熟知した洗練されたステージングと圧倒的な歌唱スキルで、一瞬にして豊洲PITを彼らの独壇場へと変えてみせた。
一転してMCでは、「何も知らんくせにありがとう」とユーモア交じりに語りかけるSHIROSEに、GASHIMAがすかさずツッコミを入れ、紅一点のNIKKIが柔らかく場を和ませる。この圧倒的なスキルと親しみやすいMCのギャップこそが、彼らの真骨頂だ。


暗転後、「耳の穴をかっぽじって、目をひん剥いて……」という軽妙なアナウンスが流れると、再び光に照らされたのはステージではなく客席エリア。
「後ろみんなにも会いにきたで!」の高らかな宣言とともに『あいのデータ』がスタートし、3人は客席の渦中へ。間近で届けられるファンサービスと乱れ飛ぶサインボールに、フロアのボルテージは最高潮へと達した。


終盤、GASHIMAが右足を骨折しながらも魂を燃やしてステージに立っていたことを明かしつつ、かつて観客がわずかだった頃の悔しさや武道館への夢を真摯に語ったSHIROSE。「俺らの音楽を見つけてくれてありがとう」——その飾らない感謝の言葉から雪崩れ込んだラストソング『ウソツキ』。
お立ち台の上で深く頭を下げた3人の背中には、フェスというアウェイの場さえも自らの熱量で完全に支配してみせた、本物のライブアーティストの誇りが満ち満ちていた。


WHITE JAMセットリスト

1.磁石
2.Tattoo (feat. WHITE JAM)
3.池袋サンシャイン
4.夏なんて
5.あいのデータ
6.ウソツキ

7ORDER

真夏の豊洲PITを熱狂の渦に巻き込んできたBRAVE SONICの大トリとして登場したのは安井謙太郎(Vocal / Guitar)、真田佑馬(Guitar / Vocal)、諸星翔希(Sax / Vocal)、萩谷慧悟(Drums / Vocal)、長妻怜央(Keyboards / Vocal)からなる7ORDER。
バンドとしての側面を強く打ち出しながらも、彼らの魅力を既存のフレームに収めることは不可能だ。バンドと呼ぶにはあまりにも華やかに踊りすぎているし、ダンスグループと呼ぶにはあまりにも本格的な演奏を聴かせる。
1曲目『Special Guest』ではキレ味鋭いダンスパフォーマンスで観客の心を鷲掴みにし、楽器を持っても持たなくても一瞬で場内を支配してみせる。
「人生丸ごとエンタメ」を掲げる彼らの真骨頂が、冒頭から鮮烈に提示された。


サポートベース(憲人)を迎えたバンド編成へと移ると、『TIME』『Love u Lucky me』とエネルギッシュな楽曲を連発。
サックスのフレーズや力強いドラムソロが交錯し、サウンドの熱量は加速度的に高まっていく。
MCでは「今年最初で最後の夏ライブがここ」と語り、このイベントにかける並々ならぬ想いを吐露。さらに、楽屋でのTシャツ被りエピソードを明かしたWHITE JAMのSHIROSEや、THE BEAT GARDEN、杉本琢弥、GENICといった共演者たちとの愛ある思い出に触れ、フェスならではの温かな絆とリスペクトを交わしてみせた。


オリエンタルな雰囲気が漂う『町中華キメたいな』から、激しいドラムソロと魅せるステージングが光る『Get Gold』へと畳みかけ、ラストソング『Sabãoflower - 2025』へ。
「どんなアーティストのタオルでも構わないから一緒に振ろう」というMCでの呼びかけに応え、客席中でお気に入りのタオルが勢いよく舞い上がる。そして楽曲が真のクライマックスを迎えた瞬間、OHL、Seven Deuce、ENJIN、THE BEAT GARDEN、杉本琢弥ら本日の出演者たちが続々とステージへとなだれ込んできた。
ステージと客席の垣根を越えて全員で肩を組み、タオルを振り回しながら最後はこの場にいる全員で高くジャンプ! 多幸感と最高の一体感が会場全体を包み込む圧巻の大団円とともに、BRAVE SONICはその幕を華々しく閉じた。


7ORDERセットリスト

1.Special Guest
2.F
3.Love u Lucky me
4.町中華キメたいな
5.Get Gold
6.Sabaoflower - 2025

安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が2019年5月に始動させたプロジェクト。 「Happyをみんなで作りあげていく」をモットーに、音楽、演劇、アート、ファッションなど、さまざまなジャンルの活動を通して、ファンと“かけがえのない瞬間”を共有してい···


Text:笹谷淳介
Photo:石丸大貴 @ihiroki_photo
    亜希 @_a_k_i_000

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