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「信濃の国」歌詞の意味を考察!長野自然・歴史・人々への誇りを歌った県歌

長野県の県歌として親しまれている『信濃の国』。歌詞には、信濃の自然や産業、名所、歴史上の人物などが数多く登場します。1番から6番までの歌詞に込められた意味を考察していきます。

1、2番に描かれる"自然豊かな信濃"

信濃の国』は、信濃の自然や産業、名所、歴史などが幅広く登場する県歌です。

1番から6番まで、それぞれ異なる視点から長野県の魅力が描かれています

さっそく歌詞をみていきましょう。
▲長野県-信濃の国【長野県公式CH】
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信濃の国は十州に
境連ぬる国にして
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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十州に境連ぬる」とは、かつて信濃国が「越後(新潟県)、上野(群馬県)、武蔵(埼玉県)、甲斐(山梨県)、駿河、遠江(静岡県)、三河(愛知県)、美濃、飛騨(岐阜県)、越中(富山県)」の10国と接していたことを表しています

現在の長野県も、「群馬県、埼玉県、新潟県、富山県、山梨県、静岡県、岐阜県、愛知県」の8つの県と隣接しています。

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松本伊那佐久善光寺
四つの平は肥沃の地
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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松本、伊那、佐久、善光寺の4つの盆地はよく肥えた土地であることが表現され、

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海こそなけれ物さわに
万ず足らわぬ事ぞなき
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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と続きます。

海に面していない長野県ですが、山や川、豊かな土地の恵みがあります。

海がなくても、不足するものはないという誇りが感じられるようです。

2番では、御嶽山や乗鞍岳、駒ケ岳、浅間山などの山々が登場します。

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御嶽乗鞍駒ヶ岳
浅間は殊に活火山
いずれも国の鎮めなり
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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さらに犀川、千曲川、木曽川、天竜川にも触れ、

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北に犀川千曲川
南に木曽川天竜川
これまた国の固めなり
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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と表現されています。

山や川は美しい景色としてだけでなく、信濃を守り、支える存在として捉えられているように読み取ることができます。

3、4番から見える"暮らしと名所"


3番になると、自然の中で営まれる人々の暮らしへと視点が移ります。

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木曽の谷には真木茂り
諏訪の湖には魚多し
民のかせぎも豊かにて
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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木曾谷の生い茂る木々や諏訪湖の魚が多く取れることが描かれ、そこから生まれる産業の豊かさにも触れています。

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蚕飼いの業の打ちひらけ
細きよすがも軽からぬ
国の命を繋ぐなり
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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養蚕業も広がり、小さい仕事もまた、国を支える大切なものとして捉えられていることが感じられますね。

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尋ねまほしき園原や
旅のやどりの寝覚の床
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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4番では園原や寝覚の床などの名所が次々に登場します。

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しるき名所と風雅士が
詩歌に詠てぞ伝えたる
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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それらの名所は、昔から風流な歌人や詩人によって詠まれてきたと描かれています。

美しい景色があるだけでなく、それを詩歌に残してきたことからその名所が広く知られ、受け継がれてきたことが表れているようです。

5、6番で描かれる"誇りと未来"。


5番では、長野にゆかりのある歴史上の人物が取り上げられます。

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旭将軍義仲も
仁科の五郎信盛も
春台太宰先生も
象山佐久間先生も
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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木曾義仲や仁科五郎信盛、太宰春台、佐久間象山などが挙げられ、

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文武の誉たぐいなく
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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と、学問も武芸も優れた人物として称えています。

さらにその功績や名声について、

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山と聳えて世に仰ぎ
川と流れて名は尽ず
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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と歌詞が続きます。

先人たちの功績は山のように高く、その名声は川の流れのように絶えることなく、後世にも受け継がれていくという意味に読み取れますね。

6番では、日本武尊が嘆いたとされる碓氷山と、そこに掘られた26のトンネルが描かれています。

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吾妻はやとし日本武
嘆き給いし碓氷山
穿つ隧道二十六
夢にもこゆる汽車の道
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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かつては越えることが難しかった険しい山を、汽車が走っていく様子を「夢にもこゆる汽車の道」と表現しています。

夢の中でさえ想像できなかったほど表現している点も印象的です。

そして、ここから歌詞は人の学びへと続いていきます。

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みち一筋に学びなば
昔の人にや劣るべき
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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汽車が山を越えていくように人も一筋に学びに励めば、昔の偉人たちに劣ることはないのではないかと励ましているように読むことができます。

その理由として続くのが、

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古来山河の秀でたる
国は偉人のある習い
≪信濃の国(長野県) 歌詞より抜粋≫
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という言葉です。

これまで歌われてきた長野の美しい山河は、ただ誇るべき景色というだけではありません。

そうした素晴らしい環境の中から、これまでにも多くの偉人が生まれてきたと伝えているのです。

先人たちの功績を振り返って終わりではなく、「昔の人にや劣るべき」と今を生きる人々にも学び続けることを促しているように思えます。

長野の自然や歴史への誇りが、未来の人々への励ましへと繋がっているのではないでしょうか。

「信濃の国」が伝えているのは"誇りと人々への励まし"

信濃の国』では、長野のさまざまな魅力が描かれています。

自然の豊かさや先人たちの歩みを知ることは、自分たちが暮らす土地を知ることにも繋がります。

そして、先人たちが築いてきたものを振り返ることで、今を生きる人々にも「自分も学び、歩んでいこう」という励ましを与えてくれているようにも感じられます。

歌詞の意味を考えながら、改めて聴いてみてはいかがでしょうか。

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