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【歌詞コラム】はかなさを経た、前向きさ。LAMP IN TERRENの新たな決意「キャラバン」

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LAMP IN TERREN、意味は「この世の微かな光」。そんなロマンあふれる言葉を冠した4ピースバンドから、両A面シングル「innocence/キャラバン」が届いた。 収録曲の中で「キャラバン」は、バンドの音楽に対する姿勢や決意を歌った力強いメッセージソング。バンド名が意味するように、聴いている私たちの日常を優しい光で照らしてくれるような、明るく前向きな歌詞が魅力だ。

公開日:2016年6月24日 更新日:2017年7月5日




LAMP IN TERREN、意味は「この世の微かな光」。そんなロマンあふれる言葉を冠した4ピースバンドから、両A面シングル「innocence/キャラバン」が届いた。収録曲の中で「キャラバン」は、バンドの音楽に対する姿勢や決意を歌った力強いメッセージソング。バンド名が意味するように、聴いている私たちの日常を優しい光で照らしてくれるような、明るく前向きな歌詞が魅力だ。

しかし、LAMP IN TERRENが「RO69JACK」でグランプリを獲得し、COUNTDOWN JAPAN13/14への出演で注目を集め始めた2013年ごろ。彼らはどちらかと言えば「繊細」で「はかなげ」なイメージのバンドだった。歌詞も、聴く人を未来に向かって引っ張っていくというよりは、懐かしい過去に引き戻すような、アンニュイで切実なものが多かった

何が彼らを変えたのか?

以前の葛藤を感じさせられる曲といえば、初期の代表曲「ランデヴー」だ。


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UFOにグッドバイ あの日 本当に見たんだ
誰に話しても 嘘だ で終わった

だからもう 優しさにもグッドバイ
あればある程 僕には到底 意味がないと知った

知らないままいれば良かった事ばかり
余計な記憶 ふと蘇って恐怖
思いのまま この星から旅立って
誰にも見えない場所で 夢 と待ち合わせ
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UFOを見た少年。一見、SFのような入りだが、この曲の中の「UFO」は「信じているもの」という意味にもとれる。信じていた夢があったのに、誰に話しても「嘘」と否定される。だから、夢にも優しさにも「グッドバイ」して、自分のよしとするものをストイックに追求していこう。「この星から旅立って」周りに理解者が誰もいなくなったとしても…。

LAMP IN TERRENは、この時期はバンドとしてまだ孤独を感じていたに違いない。世に出る前は当たり前、と言えばそうだけれど、リスナーという味方はまだいない。でも作りたい音楽があるから、メンバー一丸となって世界に立ち向かっていく切実な感じ。

けれど新作の「キャラバン」では、バンドに新たな仲間が加わった。離脱を経て2015年末に再加入したギターの大屋真太郎、そして曲を聴いてくれる人たちの存在だ。


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夢を積んだ唄を鞄に押し込んで
広すぎる世界で 踵を鳴らしていた
なんとなく それがどこか誇らしくて
鳴らし続けたら それが僕になった

険しい道の上も なぜか楽しくなる
メロディーに背を押されながら
今を追い越しながら
魔法の様な唄を唄って
目映い今日を色付けていく
あの消えない光に向かっていくよ
魔法がほどけない内に
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この曲で言う「キャラバン」とは「隊商」のこと。主に商人が荷物を輸送するため、ラクダや馬に乗って、長い長い道のりを移動していく集団を意味する。

LAMP IN TERRENからすれば、その集団こそがバンドとリスナー。インタビューで松本大(Vo/G)も「聴いてくれてるファンのみんなも含めて、同じ音楽を共有しているひとつの団体」と語っているように、周りにいるリスナーは、彼らにとって「信じられるもの」に変わったのだ。

そして、彼らが運ぶのは「夢を積んだ唄」。もちろん、最初からはっきりした”夢”が何かわかっていたわけじゃない。「鳴らし続けたら それが僕になった」というフレーズから、バンドを続けていくうちに、音楽を作り出すことが楽しくなった。さらに、その音楽で聴く人を笑顔にすることが生きる意味になった…と姿勢が変わっていく様子が見てとれる。きっとその変化こそが、聴く人を少しずつ増やす一因にもなったんじゃないだろうか。

「ランデヴー」の歌詞では「グッドバイ」と、世の中にいつも背を向けた彼ら。一方「キャラバン」では、「消えない光に向かっていくよ」と、歩みを止めない決意を見せている。また、歌詞もフレーズごとに細かく分かれず、文章のように一続きになっているところも、精神的な安定を感じさせる。

繊細で、微かに光るLAMP IN TERRENも、個人的にはもちろん好きだ。でもそれ以上に、これからの活躍がもっと楽しみだ。

インタビューの中で、松本が”推しフレーズ”として挙げていた
"魔法の様な唄を唄って
目映い今日を色付けていく"


その言葉通りに力強い決意で、LAMP IN TERRENはもっと明るく世界を照らしてくれるはずだから。

TEXT:佐藤マタリ

2006年、長崎県で中学校2年生の中原と大屋が結成したバンドに同級生の松本が誘われる形で参加。その後、進学の都合で大屋と当時のドラムが脱退。2011年、地元の友人だった川口が加入して3ピース編成となる。 2012年、バンド名を「LAMP IN TERREN」に。ラテン語の「terra(星、大地)」を捩った造···

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