新山詩織独占インタビュー 《 後編 》
→新山詩織インタビュー《 前編 》はコチラ
ニューアルバム「ハローグッバイ」について
20歳になる自分へ「今までの自分にさよならして新しい扉を開いていこう」
後編はいよいよ、等身大の自分を投影した同世代に届けたい
ニューアルバム「ハローグッバイ」について書いていきたいと思います!
・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
◇1年ぶり2作目となる今回のアルバム「ハローグッバイ」。
——学生かどうかということ以外、曲の作り方などで変わったことはありますか?
新山:割と今までは自分の感情をあるがまま吐き出す、ぶつけるってことが多くて、自然とメロディも出てきたりしてたんですけど、最近はもっと届くメロディをつくりたいなぁって意識が高くなって、いつも通り自然とギターを弾きながらでも出てくるものも変わってきたりして…
——聴き手を意識するようになったんですね
新山:そうですね。すごく。
——今回のアルバム制作の中で大変だったことってありますか?
新山:作詞のことなんですけど、メロディーやオケの雰囲気にせてイメージを膨らませて書いていって、そこでどうやったらこの曲の主人公の心情がストレートに伝わるんだろうって考えながら書くのが、楽しいんだけど難しかったりもしました。
——12曲目「Hello」のフレーズに「Hello Good-bye」とありますが、アルバムのタイトルはそこからとったんですか?
新山:実はそこから取ったわけじゃないんですよ。
今回は10代から20歳に向けての想いを詰め込んだアルバムにしたいと思っていたので、今までの自分自身にさよならして、これから新しい扉開いていこう、出発していこう、って意味も込めてハローグッバイにしました。
——ではやっぱり同世代が一番のターゲットにしたアルバムになっているんですね。
新山:もちろん同世代の人とか、新しいことに挑戦しようとしている人に届けばいいなって思うし、学生時代を振り返って書いた曲も多いので、大人の方にも色々思い出した上で”頑張らなきゃな”と思ってもらえたら嬉しいです。
◇4曲目「Dear friend」について
——歌詞に「大人になる日が来ても…」とありますが、次20 歳になる詩織さんにとって大人ってなんですか?
新山:すごく分の時間というものを上手く自由に使えている気がします。その中できっちり決めていることは決めていて…今の私の出来ていないことなんですけど。
——この曲は10曲目「ありがとう」のアンサーソングみたいな意味もあるんですか?同じ人を思って書いたとか…
新山:この曲は一昨年の地元の夏祭りに友人たちと行った時のことをそのまま書きました。
この曲のキーワードは”花火”になってて…祭りの締めの花火を道端に座り込んでみんなで見てた時に「花火が全部鳴り終わってしまったら、この、他愛もない事を話しながら流れてる時間も終わっちゃうんだよなぁ。でもこのままずっとこの関係は続いていってほしいな。」って想いが出てきて、その時の気持ちを去年高校卒業してから書きました。
——今はこの友達とは会ったりする機会はあるんですか?
新山:やっぱりなかなか学生時代のように当たり前のようには会えなくて…だから最近は自分から友達を誘って会うようにしてます。
◇11曲目「フィルム」について
——この歌で歌っている情景をあえて”フィルム”という言葉に例えたのはどうしてですか?
新山:前を向いてひたすら走っていくイメージがこの曲にはあって、振り返る事はいくらでもできるけど、過ぎ去った時間に戻る事はできない、巻き戻せないってことでフィルムってワードが出てきました。
-12曲目「Hello」について
——この曲は誰に向けて歌った曲なんですか?
新山:この曲はアルバムの一番キーになってる曲で、私が20歳になる前の夜のことを想像しながら書きました。未来の自分に対して。
11曲分の色々…学生生活も含めての出来事があった上で私はこんな気持ちで、味方も信じられる人もいるから大丈夫、一緒にゆっくり進んでいこう、新しい朝を迎えようってそんな想いを込めました。
◇最後に…
——3dアルバムのイメージとかはもうあるんですか?
新山:今はまだないんですけど、今度はまたそれに向かってやっていけたらと思ってます。
——7月にツアーライブを控えていますが、その意気込みをお願いします。
新山:いつも来てくださるファンの方とか、初めて来てくださるファンの方も、新山詩織どんな人かなとか、どんなセットリストで来るのかなって想像しながら来る人もいると思うんですけど、それを良い意味で裏切れるようなライブをドンとしたいなって想いがすごくあるので、ぜひ見に来てもらいたいです!
——UtaTenを見てくれてるみなさんにも一言お願いします!
新山:特に同世代の方とか、歌詞も自分の素直な気持ちをストレートに書いてるつもりなので、共感してもらえる部分もあるんじゃないかな…。
歌詞と同じ状況にいる人とかいたら響くフレーズもたくさんあると思うので、ぜひなによりアルバムを手にとって曲をじっくり聴いてもらえたらうれしいです!
・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
学生という肩書きがなくなったとき、喪失感に襲われ自分の価値を問いたくなったという経験が皆さんにもあったのではないでしょうか?
葛藤や決意…めまぐるしく回る想いと、社会に出る事での変化。「自分自身ってなんだろう」と考える時間が増えたという詩織さん。人生の中で数少ない大きな分岐点に立っている彼女自身と、彼女が届けたいという世代へのメッセージが詰まった今作。
自身が作曲した曲も今回のアルバムには4曲入っていますが、入り口は容姿からでもいい!声からでもいい!歌詞でも曲でもライブでも!とどまることのない詩織さんの魅力に引き込まれていってください!
→新山詩織インタビュー《 前編 》はコチラから
▽新山詩織
1996年生まれのシンガーソングライター。
幼少期より父親の影響でブルース、パンク、ロックを聴いて育つ。
2012年、ビーイング主催の新人発掘オーディション「Treasure Hunt ~ビーイングオーディション2012~」に「詩織」名義で出場。
オリジナル曲「だからさ」と椎名林檎「丸の内サディスティック」を弾き語りで披露してグランプリを獲得する。
同年12月、新山詩織としてアーティストデビュー。
2013 年4月、1st シングル「ゆれるユレル」をリリースしメジャーデビューした。
そして、6月17日に2ndアルバム「ハローグッバイ」を発売、7月には2ndライブツアー「ハローグッバイ」の開催が決定している。
<新山詩織2nd Album 「ハローグッバイ」>
シングル「絶対」「ありがとう」ほか全12曲収録
発売日:2015年6月17日
【収録曲】
1.Winding Road
2.sunny day
3.絶対
4.Dear friend
5.好きなのに
6.気まぐれ
7.きらきら
8.分かってるよ Band ver.
9.しおりのR&R
10.ありがとう
11.フィルム
12. Hello
・初回限定盤(CD+DVD)
価格:3,996円(税込) 3,700円(税抜)
品番:JBCZ-9016
特典DVD
◇「絶対」「ありがとう」ミュージックビデオ+メイキング映像
◇ライブ映像3曲
■購入はコチラから
amazonで購入
新山詩織 掲載歌詞の一覧へ
新山詩織独占インタビュー【後編】ニューアルバム「ハローグッバイ」について
20歳になる自分へ「今までの自分にさよならして新しい扉を開いていこう」
公開日:2015年6月16日