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【歌詞コラム】チャラン・ポ・ランタンが『あの子のジンタ』で彩る『少女椿』の世界

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チャラン・ポ・ランタンは、アコーディオン&コーラスの小春とボーカルの桃の姉妹ユニット。

公開日:2016年10月2日 更新日:2017年5月30日


この記事の目次 []
  1. ・チャラン・ポ・ランタン 最新情報
  2. ・配信情報
  3. ・リリース情報
  4. ・チャラン・ポ・ランタン Profile


チャラン・ポ・ランタンは、アコーディオン&コーラスの小春とボーカルの桃の姉妹ユニット。2009年に結成し、路上や銭湯や寄席など様々な場所でパフォーマンスしてきました。2014年にメジャーデビュー。

2016年発表の『あの子のジンタ』は、映画『少女椿』の主題歌に使われた配信シングル。映画『少女椿』は、丸尾末広による伝説的な漫画の初の実写映画化作品です。見世物小屋を舞台にしたダークでファンタジックな物語。



大道芸からスタートしているチャラン・ポ・ランタンというユニットが、映画の見世物小屋の怪しい世界観に合っています。まさに理想的なタイアップといえるでしょう。タイトルのジンタとはサーカスの楽団のこと。チャラン・ポ・ランタン自体がサーカスの楽団のような雰囲気を持っているのでピッタリですね。



“寄ってらっしゃい見てらっしゃい
夢見た少女は花開く 赤い椿一輪
ひとり握りしめて 面影を残したまま
あの子は走り続ける”


「寄ってらっしゃい 見てらっしゃい」というフレーズで曲はスタート。このフレーズで見世物小屋の物語であることが分かります。続いて「赤い椿一輪 ひとり握りしめて」という歌詞が登場。早速、映画タイトルである「椿」が出てきました。主人公の少女みどりの象徴ですね。「一輪」「ひとり」という歌詞のたたみかけで、みどりの孤独を表しています。「あの子は走り続ける」この歌詞の「あの子」もみどりを指します。みどりは、母親の面影を残しながら見世物小屋で働くことになります。その状況を歌っているんですね。

“上がる息殺して 後ろは見ないで
滲む景色を横目に 涙を拭いた”


このあたりのフレーズは、物語前半のみどりの悲しい状況を表現しています。「息殺して」とありますが、これは母親が死んでしまったことを暗示し、息を殺すような苦しい生活になっていることを表しています。「涙を拭いた」とあるように、見世物小屋のメンバーからひどい扱いをうけて泣くみどり。

“花びらの 間から
光が差し込む時
禁断の 林檎ひとつ
あの子はかじった”


「花びらの間から光が差し込む時」やがて、みどりに光がさすストーリー展開の暗示です。みどりを助けてくれる存在が登場します。それは「禁断の林檎」と表現されるような男。このあたりの歌詞も、見事に内容に沿っていますね。

“ジンタジンタジンタッタ
行きはヨイヨイ帰りは怖い
ジンタジンタジンタッタ
赤い靴履いて
ジンタジンタジンタッタ
勝ったら嬉しい花いちもんめ”


リズミカルに「ジンタジンタ」と歌うサビ。『花いちもんめ』『赤い靴』『とおりゃんせ』を巧みに引用しています。

「行きはヨイヨイ帰りは怖い」は『とおりゃんせ』からの引用。この歌詞は、甘い言葉に誘われてついて行ったら恐ろしい目にあうということを暗示しています。

「赤い靴履いて」は童謡の『赤い靴』から。少女がつれられて行くという展開を示しています。

「勝ったら嬉しい花いちもんめ」は歌詞にあるとおり『花いちもんめ』の引用。花は少女の象徴。いちもんめは一匁と書く重さの単位。「勝った」は「買った」。少女が人買いに一匁で買われることを表現しているんですね。

童謡の歌詞を引用しながら『少女椿』の内容を反映させている巧みな歌詞です。こういう歌詞が書けるのがチャラン・ポ・ランタンなんですね。

“虹色の シャボン玉
壊れて消えた”


このフレーズは童謡『シャボン玉』からの引用です。みどりに光が差し込むけれど、それはシャボン玉のように消えてしまう、はかない幸せであることを暗示しています。

『少女椿』はアングラで怪しい世界観が魅力の作品。チャラン・ポ・ランタンはユニット名どおりチャランポランなノリをもちつつも、きちんと映画世界に沿った音楽を作ることができるユニット。まさにユニットの本領を発揮した楽曲ですね。


TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

もも(唄/ 平成生まれの妹)と小春(アコーディオン/ 昭和生まれの姉)による姉妹ユニット。 2009年に結成、2014年にエイベックスよりメジャーデビュー。 バルカン音楽、シャンソンなどをベースに、あらゆるジャンルの音楽を取り入れた無国籍のサウンドや、サーカス風の独特な世界観で日本のみな···

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