「YouTubeにアップした『「本能寺の変』など「踊る授業シリーズ」が小中高生たちを中心に爆発的な話題を獲得。今もなお再生回数が伸び続けているように、新しい形のアーティスト像を作りあげたエグスプロージョン」と資料に書いてあったので、観てみた。。。「千利休」 踊る授業シリーズが400万再生回数を、「小野妹子 -遣隋使-」 踊る授業シリーズが1300万再生回数を超えていた。 「本能寺の変」 踊る授業シリーズは、なんと驚異の5000万再生回数を超えていた!!。なんなんだーこの人らはっ!!
と驚いていたところ、エグスプロージョンが11月30日にアルバム『CD/E』をリリースするというニュースが飛び込んできた。さっそくこれは取材せねばと、まちゃあき、おばらよしおの2人に会いに行ってきました。
エグスプロージョン インタビュー
史実って、深く調べれば調べるほど面白い
――エグスプロージョンの楽曲を聴いてると勉強になるというか、とくに戦国時代のことなど歴史に深く興味を傾けてしまいます。まちゃあき:ありがとうございます、そう思ってくださるのが一番の嬉しさです。
おばらよしお:エグスプロージョンの楽曲を通して、歴史のことを面白く理解していただければなと思います。
――お二人とも歴史は…
まちゃあき:大好きです。
おばらよしお:互いに、好きや詳しい時代は違いますけどね。とくに殿(まちゃあき)は戦国時代については本当に詳しいです。
――エグスプロージョンの楽曲は、来航したペリーがじつはヅラだったりなど、史実に楽しく興味を持つ視点で構成していきますよね。
まちゃあき:史実に基づいて楽曲を構成はしていくんですけど、史実って意外と詰まらなかったりするときもある。それよりも僕は諸説に強く惹かれてしまいます。
もちろん、歴史を語るうえで史実をしっかり知ることは大事です。だけどそれ以上に、諸説として語られる面白いエピソードを歌詞の中へ据えていくことを僕らは楽しんでいます。中には、「ひょっとしてこうだったんちゃう??」という解釈も入れてますけど。
――そこがまた面白いし、その史実に興味関心を傾ける要因になっていきますからね。
まちゃあき:史実って、深く調べれば調べるほど面白いエピソードがたくさんありますから。
『本能寺の変』がきっかけだった
――エグスプロージョンの場合、歴史にスポットを当てた「踊る授業シリーズ」がもの凄い支持を得ていますけど。他にも、いろんな切り口で歌い踊っていますよね。まちゃあき:やはり、間口は広く持っていたいなと思っています。僕ら、もともとはダンサーからスタートし、気がついたら芸歴も15-16年経ちました。
きっと多くの方が、youtubeで流れている『本能寺の変』をきっかけにエグスプロージョンのことを知っていただいたと思います。その映像を通して僕らに興味を抱き、どんどん深く掘り下げては好きになり、ありがたいことに今年も12月にZepp Tourを行えるまでの支持を得れるようになりましたし、まだまだ貪欲にその間口を広げていきたいなと思っています。それと同時に、僕らはダンサーとして表舞台に立てないつらい時期も経験し続けてきました。世の中へ出ていくためにはどうしたら良いのか?!その頃の経験が、間口を広げてゆく大切さも僕らに教えてくれました。
――エグスプロージョンのお二人って、もともとダンサーなんですよね。なぜ、歌という術を用いたのか、そこも興味のあることなんです。
まちゃあき:歌いだしたのは、僕らがダンスユニットとして活動し出して1年後のことだったんですけど。きっかけは、当時のマネージャーに「歌は絶対に取り入れたほうがいい」と言われてのこと。始めは正直嫌だったんですけど、試しに歌を取り入れたステージを行ったら、僕らが歌や声を出すことで盛り上がってくれた。その楽しさを知り、ダンスというエンターテイメントに歌をプラスしても、マイナスは一切ないどころかプラスしかないと気付き「僕らに歌は欠かせないものになるかも知れない」と感じたことから、それ以降歌もの楽曲も前向きに取り入れるようになり、今に至っています。
――もともとダンサーのように、「歌があってのダンス」ではなく「ダンスがあっての歌」という視点も大きいのでしょうか?
まちゃあき:ダンスを軸に始めたユニットのよう、ダンスを見ていただきたい気持ちも強いように、その意識もありますね。
『本能寺の変』で歴史好きになった子も
――さっき、お二人の好きな歴史の時代は違うという話をしていましたよね。おばらよしお:違います。殿が得意とする戦国時代に関しては、僕も有名な武将の名前は知っていたりと人並みの知識は持っているんですけど。殿は重箱の隅をつつくよう、ものすごく細かいことまで知っている。僕は、一番好きで調べているのが昭和史。その中でもとくに太平洋戦争時代に関しては詳しいです。次に、源平時代かな?!。
――太平洋戦争時代を題材にすることはないんですか?
おばらよしお:昭和史や、まして太平洋戦争時代というのは、現在の外交や経済問題に直結している事柄もいまだ多くあります。まして、関係者やご遺族の方々もいらっしゃいます。それくらいとてもデリケートなことだからこそ、太平洋戦争を陽気に歌にするなんて失礼な話じゃないですか。
まちゃあき:小野妹子くらい昔のことになると関係者さえいるのかわかりませんから、ある程度は笑いに持っていけますけど。あまりにも近代史はね…。ただ、明智光秀のご子息さんで「本能寺の真実」などの著者でもある明智健三郎さんが、ご自身のブログで『本能寺の変』を褒めてくださったときにはホッとしたと言いますか。僕らもバカにしているどころか、その史実に前向きに興味を持っているからこそ題材へ据えていたように、明智健三郎さんが「歴史に対して「どうして?」と思うことはすごく有意義なこと」と書いてくださったときには、すごく心がホッとしました。
――歌を聴いててクスッとしますけど。でも、だからこそ史実に興味を持つのも事実ですからね。
まちゃあき: 好きになるきっかけを作りたかったんですよね。なので、明智光秀のことも歌の中でハゲと言わせてもらったわけだし。ペリーがヅラだったことも、そう。ただし、ペリーが外交のときに「コロシマース」と開国をせまったことに関しては、「あんなん感じだったんちゃうかなぁ」と想像を膨らませて書かせてもらっています。
おばらよしお:でその視点で切り込んでくることが面白さにも繋がれば、「ホントかよ?」でも何でもいい、そこから歴史に興味を持って調べるようになってくれたら、そんな嬉しいことはないですからね。
まちゃあき:事実、『本能寺の変』を聴いて本当に歴史好きになり、小学生なのに歴史の博識になった子がいるらしいんです。そこまではいかなくとも、よくいろんなお父さんやお母さん方から「子供が歴史に興味を持って積極的に勉強するようになりました」と感謝されるたびに、僕らも幸せを感じていますからね。
――エグスプロージョンの歌から歴史に興味を持つ子供や若者たちも増えているんですね。
まちゃあき:勉強だって、そこに少しの遊び心があれば楽しく学んでいける。エグスプロージョンの音楽も、そういうところにいけてるのであれば嬉しいですよね。
ライブなくしてエグスプロージョンはない
――11月30日には、待望と言うべき1stアルバム『CD/E』も発売になります。まちゃあき:もう嬉しいですよね。全20曲収録とか、最近類を見ない曲数だと思うんですよ。だけど、それだけエグスプロージョンも楽曲を作ってきたという証拠だし、いろんな僕らの表情も知って欲しかったんです。悩んだのが曲順。
――そこは、どういう風に決めたのでしょうか?
まちゃあき:エグスプロージョンはライブを軸に活動しているユニットですから、1本のライブを演る感覚で楽曲を並べていきました。
おばらよしお:「踊る授業シリーズ」は、みなさんもyoutubeで多く目にしてくださったシリーズだと思うので、そこを軸に据えながら。でも、それだけがエグスプロージョンではないからこそ、他にもいろんな表情を詰め込み、よりエグスプロージョンに興味を持っていただけるアルバムに仕上げました。ぜひこの作品を聴いて、12月から始まるライブツアーにも足を運んでいただけたらなと思います。
――1曲でさえ体力消耗度の高いライブをやっているのに、これがワンマン公演ともなれば、かなりタフでなければ演っていけないようにも想像します。
まちゃあき:ライブ中に1ℓのペットボトルを2本飲み干すくらい激しいです(笑)。何よりライブ会場にはお客さんたちの熱があるんで、疲れさえすべて忘れさせてくれる。それくらい、毎回お客さんたちと一体感を競ったライブをやれている気がしています。
――エグスプロージョンにとってライブは大切な場なんですよね。
まちゃあき:ライブは一番大事な場であり、エグスプロージョンにとって一番軸になっているもの。僕らはダンサーとしてアンダーグラウンドなクラブで踊り始め、そこから這い上がってきたように、ライブなくしてエグスプロージョンはないと思っています。
最近はPPAPのおかげで薄れてます(笑)
――「踊る授業シリーズ」ナンバーの数々を聴いてて気になるのが、楽曲を制作する際にどういう基準で歴史の中の史実や人物にスポットを当てているかなんです。まちゃあき:大きなポイントが、「タイトルで興味を引くか」。『本能寺の変』『関ヶ原の戦い』『ペリー』などはタイトル自体が惹きつける要素を持っていますけど、『島原の乱』となると割と地味な印象も出てしまうと思うんです。だからこそ僕らは、「みんなが知っている」「そんな詳しくは知らないけど、じつはこんなにも面白いんだ」という二つの視点をいい按配で選出していくように心がけています。
――「踊る授業シリーズ」に限らず、エグスプロージョンは『オムライス』や『ピンポンダッシュ』などタイトルにも惹かれれば、クスッとしてしまう内容をたくさん取り揃えていますよね。
まちゃあき:『オムライス』は、これまで構想として温めてきた「踊る料理シリーズ」の一品。ようやく形に出来た嬉しさを僕ら自身持っています。他にも、いろんなシリーズをエグスプロージョンは出していきたいので、そこも楽しみにしていて欲しいなと思います。
――お二人とも、創作意欲がものすごく高くないですか??
おばらよしお:とくに殿はね。彼は、僕が一つの題材を作り出した頃には、すでに数個は作り上げている人ですから。
まちゃあき:小っちゃい頃から創作しては何かを作り上げるのが好きだったんです。うちは貧乏だったので、オモチャを買ってもらえなかった。だからつねに、目の前にあるものでどう遊ぶかを考え続けてきた。生来考えることが僕は好きなんだと思います。
――その意欲が結果的にダンス/作詞作曲/歌唱/映像制作へと繋がり、自分たちですべてを担える術を手にしました。
まちゃあき:みずから作品を発信していけるのも嬉しいことですよね。とくに今は、youtubeという誰もがディレクターになって発信していける場がある。しかもyoutubeの数字は、その支持をわかりやすく数字で示してくれる。
――だって『本能寺の変』の映像は、すでに「視聴回数5000万回以上」と驚異的な数字を記録していますからね。
まちゃあき:ありがたい数字ですよね。でも最近はPPAPのおかげで薄れてますけど(笑)。でも、自分たちの創作を発信してゆくyoutube上での僕らのチャンネルは、これからもずっと続けていきます。新しい展開があったら、何処よりも先にyoutube上へアップし伝えていきますから。
僕らアンダーグラウンドな世界から始まった
――12月からはZepp Tourがスタートします。改めてライブへ向けてのメッセージもお願いします。まちゃあき:きっと、これまでに観たことのないライブが目の前に広がるはずです。エグスプロージョンのライブは、2歳から92歳までと言ってるように、本当に世代を超え様々な人たちに喜んでいただいています。笑いや涙を覚えながら祭りのような興奮を覚えていく。ホント、今までに感じたことのない感覚を味わえるので、ぜひ足を運んでください。
――エグスプロージョンの良さってそこですよね。マニアックではないけど、そういう人のツボにも突き刺されば、大衆受けしやすいけど消費される存在でもない。その絶妙なバランス感が素敵だなぁと思っています。
まちゃあき:僕らアンダーグラウンドな世界から始まったので、人に伝わらない悲しみも覚えてきましたし、そこに居たからこそ大衆の飽きやすい面も感じてきました。だからこそ常に、互いの良いところを上手く取り入れ、いい感じで人のツボを突いていかなきゃと常に心がけています。ぜひ、エグスプロージョンの世界に一度足を運んでください。
おばらよしお:よろしくお願いします。
TEXT:長澤智典
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リリース情報
2016/11/30リリースCD/E
ディスク枚数: 2
フォーマット: CD+DVD
レーベル: よしもとアール・アンド・シー
遂にCD化が決定! エグスプロージョンの全てを収録した必聴盤!
踊る授業シリーズの映像がYouTubeでは爆発的な人気を誇り、「本能寺の変」が5,000万回再生、 「関ヶ原の戦い」やトレンディエンジェル斎藤との共演が話題となった「ペリー来航」が 2,000万回再生されるなど、日本にとどまらず海外でも注目を集めているエグスプロージョンの音源が遂にCD化!
踊る授業シリーズ以外でも、切れ味のあるパフォーマンスがライブで評判の高い楽曲が満載。
DVDにはライブ映像に加えて、踊る授業シリーズの映像が特典として収録!
ディスク:1
1. CHAMELEON
2. 千利休
3. A[ampere]
4. NEO
5. ペリー来航 feat.トレンディエンジェル斎藤
6. オムライス
7. ピンポンダッシュ
8. 熊本城のうた
9. GHOST?
10. 霊歌
11. 島原の乱
12. 関ヶ原の戦い
13. V[volt]
14. BAD SATURDAY
15. SPARK!
16. POP CORN
17. 小野妹子-遣隋使-
18. BOUNCE BOUNCE BOUNCE
19. 本能寺の変
20. THEME OF EDISON
ディスク:2
1. CHAMELEON OPENING MOVIE
2. POP CORN LIVE at AKASAK BLITZ
3. EDISON FIGHTER
4. 本能寺の変[特典映像]
5. ペリー来航 feat.トレンディエンジェル斎藤[特典映像]
■エグスプロージョン チャンネル
https://www.youtube.com/user/eguofficial