1. 軽く聴こえるHilcrhymeの『春夏秋冬』が心に染みる理由とは

軽く聴こえるHilcrhymeの『春夏秋冬』が心に染みる理由とは

Hilcrhyme(ヒルクライム)は、TOCとDJ KATSUによるユニットだ。

2017年1月1日


この記事の目次
  1. ・Hilcrhyme 最新情報
  2. ・CD発売情報
  3. ・LIVE情報
  4. ・Hilcrhyme Profile


Hilcrhyme(ヒルクライム)は、TOCとDJ KATSUによるユニットだ。彼らは『ポップなラップ』をする人として認識されることも多いだろう。しかしながら、軽い音楽と聴かずに距離を取っている人にこそ知ってほしいアーティストなのである。

Hip Hopかそうではないかという論争に何度も巻き込まれた彼らだが問題はそこではない。ジャンルうんぬんでは説明できない確かなメロディセンスを持っているのだ。

抜群という他ないそのメロディセンスを作ったのは、間違いなく彼の音楽に対する姿勢なのである。大学生の時には、あるDJの部屋にひたすらいたそうで、そのDJが買ってきたレコードを全部聴いていたという。

今回はそんなHilcrhymeが2009年に発売した代表作ともいえる「春夏秋冬」をご紹介したい。着うたとして爆発的にヒットしたこの曲を一度は耳にしたことがあるはずだ。


“鮮やかな色 四季おりおりの景色求め二人で It’s going going on
車、電車、船もしくは飛行機 計画を練る週末の日曜日”



春夏秋冬という名のラブソングに込められたのは「ずっと一緒に」というテーマだ。
ここの歌詞は、起承転結の“起”に当たる部分だ。

車や電車、船に飛行機と乗り物をなぜ羅列したのか。それはこれからの出発、つまり、“二人の恋のスタート”を想像させるためである。加えて、飛行機と日曜日で韻を踏んで、音の響きや語感でも楽しませてくれているのだ。

”春は花見満開の桜の下乾杯 頭上広がる桃色はLike a ファンタジー
夏は照りつける陽の下でバーベキュー 夜になればどこかで花火が上がってる
秋は紅葉の山に目が止まる 冬にはそれが雪で白く染まる
すべての季節 お前とずっと居たいよ 春夏秋冬”



時間が流れれば四季は移り変わる。景色や自然の様相は変われど、二人の愛情はそのままだ。ここでは、変わりゆくもの(四季)と変わらないもの(愛情)を対比させている。

その対比により変化も不変も強調され、心にスッと音楽が入ってくるのだ。素直な情感を素直なままに表した、その素直さこそがこの楽曲の魅力の一つだ。


”今年の春はどこに行こうか?
今年の夏はどこに行こうか?
春の桜も夏の海もあなたと見たい あなたと居たい
今年の秋はどこに行こうか?
今年の冬はどこに行こうか?
秋の紅葉も冬の雪も あなたと見たい あなたと居たい”



ここはサビの部分に当たる。
四季の変化と愛情の不変をしっかりと表した歌詞ももちろんだが、注目してほしいのはやはりメロディである。染み渡る心地よさの中にどこか哀愁すらも漂うサビは、昔の歌謡曲を聴いているようなノスタルジックな気持ちにさせてくれる。それはなぜか。いつ誰がどこで聴いても素晴らしい普遍的なメロディだからである。「軽そう」 というイメージだけでこの曲を判断してはもったいない理由がここにあるのだ。


”たまにゃやっぱり 家でまったり 二人毛布に包まったり
じゃれ合いながら過ごす気の済むまで
飽きたらまた探すのさ行く宛
さぁ 今日はどこ行こうか?ほらあの丘の向こう側まで続く青空
買ったナビきっかけにどこでも行ったね 色んな所を知ったね”



「車、電車、船もしくは飛行機 計画を練る週末の日曜日」という冒頭の歌詞に対して「買ったナビきっかけにどこでも行ったね 色んな所を知ったね」と答えており、時の経過を見事に表し展開を作っている。さらに「さぁ 今日はどこ行こうか?ほらあの丘の向こう側まで続く青空」と四季を乗り越えてきた二人のストーリーは続いていることを示している。
”丘の向こう側まで続く”という表現が、二人の未来をより強く感じさせるものになっている。


「軽々しい」といったイメージを拭い去ってぜひともHilcrhymeを聴いてほしい。
類稀なるメロディセンスに驚かされるに違いない。



TEXT:笹谷創( http://sasaworks1990.hatenablog.com/

Hilcrhyme 最新情報

CD発売情報

2017年11月22日(水)リリース
22nd SINGLE「涙の種、幸せの花」


■収録曲
M1涙の種、幸せの花
M2涙の種、幸せの花[Violin&Piano Ver.]
M3恋の炎 [TeddyLoid Remix](10/29情報解禁&OA解禁)
M4涙の種、幸せの花 -Original Instrumental-
M5涙の種、幸せの花 [Violin&Piano Ver.]-Original Instrumental-
M6恋の炎 [TeddyLoid Remix] Original Instrumental-(10/29情報解禁&OA解禁)

【初回限定盤(CD+DVD)UPCH-7370 ¥1,700+税
 DVDには「涙の種、幸せの花 」–MUSIC VIDEO-収録

【通常盤(CDのみ)】UPCH-5930 ¥1,100+税

■MVについて


「涙の種、幸せの花」MVに女優・吉本実憂が出演!ドラマとリンクして、「人生を切り開いていく様を描く」というテーマのもと撮影されたMVには、「さくらの親子丼」にも出演中の吉本実憂がドラマ内の役柄・二宮あざみとして出演。親に捨てられた家出少女という役柄になりきるために何度も「涙の種、幸せの花」を聴き込んでMV撮影に挑んだという吉本は「役柄を意識した撮影は緊張しましたが、楽曲を聴いていると自然と涙が出て、背中を押していただきました」と感想を述べた。また撮影を目の当たりにしたHilcrhymeは、彼女の好演を絶賛。「『大丈夫』(2010年発売の4thシングル)のように女性をフィーチャーしたMVはヒットするというジンクスもあるし、名曲の予感です」とコメント。


LIVE情報

9■Hilcrhyme Official FC 4Seasons“桃源郷”Tour 2017〈TALK&LIVE〉
2017年11月28日(火)名古屋・ElectricLadyLand
2017年11月29日(水)大阪・BIG CAT
2017年12月5日(火) 新潟・LOTS
2017年12月7日(木) 東京・新宿ReNY
開場 18:15/開演 19:00 全席スタンディング 会員 ¥3900(税込)ドリンク代別

Hilcrhyme Profile

MCのTOCとDJ KATSUによる2人組ラップ・ユニット。
2006年6月9日にHilcrhymeを結成。2009年にシングル「純也と真菜実」でメジャー・デビュー。
同年リリースの2ndシングル「春夏秋冬」が大ヒットし、日本レコード大賞新人賞を受賞。
メロディアスなラップ・スタイルと等身大かつ文芸的なリリック、万人に響くメロディー・メイクが反響を呼び、日本語ラップという形では過去に例を見ないトータル1000万DL超えを記録。
また、叩き上げのスキルあるステージングにより動員を増やし続け、2014年には初の武道館公演をSOLD OUT。
ブレずに新潟在住で音楽活動を続け、2016年6月 9日に結成10周年のアニバーサリーイヤーに突入。
周年の前半は3Dライブ映画の劇場公開、通算7枚目のオリジナル・アルバムの発売、全20ヶ所の10th Anniversary TOUR『BEST10』開催と精力的に活動。
2017年は、3月に地元新潟のアリーナ会場“朱鷺メッセ”でのワンマン公演を成功させ、4月にファン投票による人気曲を45曲を収録したオールタイムベストを発売、代表曲をモチーフにした映画「春夏秋冬物語」を劇場公開するなど周年の後半も更なる展開で魅せ、5月〜6月に開催した東名阪ツアー『Hilcrhyme TOUR 2017“SIDE BY SIDE”』で盛大に締めくくった。
10月18日に21stシングルと初のアーティストブック『Hilcrhyme Official Year Book 2017-2018「H」』を同時発売、そして11月22日にドラマ主題歌「涙の種、幸せの花」を発売する事が決定している。


■関連サイト
Hilcrhyme Official HP   http://hilcrhyme.com    
Hilcrhyme Official Twitter  https://twitter.com/Hilcrhyme2011 
TOC Twitter https://twitter.com/toc_dress 
TOC inatagram tocdress    
DJ KATSU Twitter  https://twitter.com/KATSU_1011101

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