1. 小説をモチーフにしたACIDMANの「アルケミスト」が伝える新たな価値観とは?

小説をモチーフにしたACIDMANの「アルケミスト」が伝える新たな価値観とは?

どのバンドにも取って代わることのできない3ピースバンドACIDMAN。

2017年1月12日


この記事の目次
  1. ・ACIDMAN 最新情報
  2. ・リリース情報
  3. ・イベント情報
  4. ・information
  5. ・ACIDMAN Profile


どのバンドにも取って代わることのできない3ピースバンドACIDMAN。彼らの魅力をジャンルに収めることはできない。ジャズやボサノヴァのコード進行を使用したり、パンクやR&Bの要素を取り入れたりし唯一無二のサウンドを作り上げている。そんなACIDMANのオリジナリティは歌詞にも見られる。

古語や宗教用語などを用いることもあり、抽象的な歌詞が多く見られる。それが生命の躍動を感じさせる彼らの世界観へと繋がっているのだ。

ACIDMANが2012年に発売した楽曲「アルケミスト」をご存知だろうか。同曲はパウロ・コエーリョの小説「アルケミスト」をモチーフにしている。

小説アルケミストは恐れや不安とどのように付き合っていくのかなど、心の向き合い方に重点が置かれた本である。この小説では「人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということ」を世界最大のうそだとしている。さらに、「自分の運命を実現することは、人間の唯一の責任だ」とも書かれている。

この小説をモチーフにしたACIDMANの「アルケミスト」は何を伝えているのだろうか。



“奇跡の声がして見上げた世界樹 最後の星達が実を付け
金色の子供達その声に抱かれて 世界の始めの夢を見る
さあもう一度だけ 旅を始めよう”

「さあもう一度だけ 旅を始めよう」と希望を捨ててしまった人たちへメッセージを送っている。「金色の子供達」とは希望に満ち溢れた心の状態を指している。夢は何度でも見れるとACIDMANらしい抽象的な歌詞で教えてくれているのだ。

自分の運命を実現することは責任と書いていた小説のアルケミスト。その「運命を実現すること」に対して、ACIDMANは背中を押してくれているのだ。


“ハローアルケミスト
太陽の魔法で世界の秘密だけ もう一度聞かせておくれ

ハローアルケミスト
何億もの夢を夜空に蒔いたから 小さな星に変えてくれ”


ACIDMANは小説のアルケミストをリスナーへの応援歌へと変換してくれている。「太陽の魔法で世界の秘密だけ もう一度聞かせておくれ」といった歌詞からも読み取れるように、決してACIDMANは小説アルケミストの内容や本質を教える立場にあるわけではない。彼らもリスナーと同じく享受する立場なのである。

同じ立場に立ってACIDMANは、リスナーと小説アルケミストをつなぐ役割を果たしているのだ。

“彫刻が眠る街 砂原に君の風 幾千の銀河の旅を終え
無限の流れ星 シリウスのアンソロジー そのカケラを集めに行こう
もう戻る気はないから”


この楽曲のMVは小説アルケミストの舞台でもある北アフリカ・モロッコで撮影されたものだそう。その異国の地を頭に思い浮かべ、壮大な風景描写を歌詞に落とし込んだのであろう。日本とは遠く離れた異国の地を想像させ、リスナーの視野を広げる。ACIDMANの抽象度の高い歌詞は決してひとりよがりではないのだ。


“僕らは信じてた いつだって信じていた
手を伸ばせばすぐに届きそうなあの光を
その手離さないで 遠くまで僕ら行こう”



抽象的な言葉が続いていたが、ここで意味を捉えやすい簡単な歌詞へとあえて変えている。“世界観の押し付け”ではなく、“世界観の共有”というリスナー目線を忘れないACIDMANの特徴がここから感じられる。


「その手離さないで 遠くまで僕ら行こう」それぞれの運命を果たすために手を取り合っても問題はないのだ。抽象的な歌詞が多いACIDMANだが、リスナーと世界観を共有しようとするACIDMANの真摯な姿勢がこの箇所で特に見られる。

難解な歌詞の裏には、手を差し延べてくれる優しいACIDMANの姿があるのだ。彼らの楽曲「アルケミスト」は抽象的な言葉と分かりやすい言葉を対比させながら、リスナーに新たな価値観を与えてくれている。

「世界というのは自分たちが関わっている場所だけのことではない」ACIDMANは私たちに世界の広さを伝え、自らの運命に責任を持てるように応援してくれているのだ。



TEXT:笹谷創( http://sasaworks1990.hatenablog.com/

ACIDMAN 最新情報

リリース情報

ACIDMAN
12月13日発売 New Album「Λ(ラムダ)」
初回限定盤【CD+DVD】(TYCT-69126)3,780円(税込)
通常盤 【1CD】(TYCT-60112)3,024円(税込)
▼収録楽曲:
M1.Φ~introduction~
M2白い文明
M3.ミレニアム
M4.prana
M5.最後の星
M6.ユートピア
M7.水の夜に(album version)
M8. Λ-CDM(instrumental)
M9.空白の鳥
M10.MEMORIES
M11.光に成るまで
M12.愛を両手に

初回盤DVD内容:初回生産限定盤はDVD付。 
メジャーデビュー以来、ALBUM発売直後に別売りしていた好評シリーズ“Scene of~”を付属DVDとしてコンパイル。
新曲3曲『最後の星』『愛を両手に』『ミレニアム』のMV、及びREC風景のOFF SHOTで綴る2015年~2017年の活動ドキュメンタリー

■ファストパス企画
【ACIDMAN】12/13発売ACIDMANニュー・アルバムをUNIVERSAL MUSIC STOREでご購入の方に、抽選で11/23 さいたまスーパーアリーナで実施のフェスACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」会場での「SAI」オフィシャル・グッズ購入ファストパスをプレゼント!

12/13にACIDMANの11枚目となる待望オリジナル・アルバム「Λ(ラムダ)」の発売が決定!このニュー・アルバムをUNIVERSAL MUSIC STOREでご購入の方に、抽選で11/23 さいたまスーパーアリーナで実施のフェスACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」会場での「SAI」オフィシャル・グッズ購入ファストパスをプレゼント!
長時間並ばずにグッズが購入できるチャンスです!さらに、先着特典でステッカーもプレゼント!

■UNIVERSAL MUSIC STORE
初回限定盤:http://store.universal-music.co.jp/product/tyct69126/
通常盤:http://store.universal-music.co.jp/product/tyct60112/

イベント情報

■“SAI”概要
特設サイトURL:sai-fes.jp
チケット情報:http://w.pia.jp/s/sai17hp-ac/
(*LINK先はチケットぴあ"ACIDMAN 先行ページ"となります)

[ACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」スタンド(見切れ)席追加販売概要]
ACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」
2017年11月23日(木・祝)
さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市中央区新都心8)
開場10:00 開演11:00 終演予定 21:00
席種/料金 スタンド指定席/8,500円

10月14日(土)10:00~各プレイガイド
ローソンチケット http://l-tike.com/ 0570-084-003 [Lコード:70883]
SOGO TOKYO オンラインチケット http://sogo.pia.jp/
チケットぴあ http://pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコード:317-291]
イープラス http://eplus.jp/

*演出の一部やステージ全体が見えづらい可能性がありますので、予めご了承ください。

※出演者変更による払戻は一切致しません。

※開場/開演時間は変更になる可能性がありますので予めご了承下さい。

※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがありますので予めご了承下さい。

※スタンド指定席にて各レベルの最前列は着席観覧となります。

主催 ACIDMAN/FREESTAR/SOGO TOKYO
企画制作 SAITAMA ROCK FESTIVAL“SAI”実行委員会
運営 SOGO TOKYO
協力 さいたまスーパーアリーナ/UNIVERSAL MUSIC/Virgin Music
後援 川越市

*イベント名”SAI”は『埼玉県の”埼(さい)”』,『祭りの”祭(さい)”』,『才能の”才(さい)”』,『ACIDMAN楽曲タイトルにもなっている【彩-SAI-前編/後編】の”彩(さい)”』,などからイメージされています

ACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」出演アーティスト

ACIDMAN
ASIAN KUNG-FU GENERATION
the HIATUS
THE BACK HORN
STRAIGHTENER
10-FEET
Dragon Ash
BRAHMAN
MAN WITH A MISSION
RADWIMPS
(50音順)

*出演アーティストの出演時間は後日発表いたします。
*出演アーティストは変更になる場合がございます。

information

2018年2月10日公開予定映画「犬猿」
主題歌:ACIDMAN「空白の鳥」
脚本・監督:吉田恵輔   
出演:窪田正孝 新井浩文 江上敬子(ニッチェ)  筧美和子
製作:『犬猿』製作委員会(東映ビデオ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、東京テアトル、TBSラジオ、スタジオブルー)
製作プロダクション:スタジオブルー
配給:東京テアトル
2018年2月10日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー

公式HP:http://kenen-movie.jp  
公式Twitter:@kenen_movie
ⓒ2018『犬猿』製作委員会

ACIDMAN Profile

大木伸夫 (Vo&G)、 佐藤雅俊 (b)、 浦山一悟 (dr)からなる“生命”をテーマにした壮大な詩世界、様々なジャンルの音楽を取り込み、“静”と”動”を行き来する幅広いサウンドで3ピースの可能性を広げ続けるロックバンド。

2002年、1stアルバム『創』でメジャーデビューを果たし、第17回日本ゴールドディスク大賞「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を獲得。以降、10枚のオリジナルアルバムを発表し、数々の大型ロック・フェスティバルの大トリも務める。

2013年、坂本龍一氏をゲストに迎えた楽曲「風追い人」を含む9thアルバム『新世界』を発表し、 同年6月に自身による事務所「FREESTAR」を立ち上げる。

これまでに5度にわたる日本武道館単独公演、幕張メッセ単独公演、15周年時に開催したさいたまスーパーアリーナ単独公演を大盛況に収めている。

ライブバンドとしてのキャリアを重ねる一方、自身の楽曲をリアレンジし、アコースティックスタイルでの活動にも定評があり、過去2枚のアルバム『Second line& Acoustic collection Ⅰ, II』をリリースし、全国ツアーも行っている。

2016年秋より結成20周年に突入。20th Anniversaryイヤーとして、10月にニューシングル『最後の星』、ファン投票によるベストアルバムをリリース、11月からは自身初となる全国対バンツアーを開催中。

2017年2月8日には、バンドキャリア初のプロデューサーに小林武史氏を迎え「愛を両手に」をリリース。

そして、2017年11月23日(木・祝)には20周年の集大成として、故郷、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて、初の主催ロックフェスである「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」の開催を控えている。

【ACIDMAN OFFICIAL HP】
http://acidman.jp/

【ACIDMAN MOBILE HP】
http://acidman.mobi

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