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「だって馬鹿なんだって人類なんて」  人類の存在を嘆いた楽曲RADWIMPS『おしゃかしゃま』の真意とは?

大ヒット映画「君の名は」の主題歌を務め、もはや世間でその名を知らない者はいないバンドRADWIMPS。

2017年3月26日


この記事の目次
  1. ・RADWIMPS 最新情報
  2. ・リリース情報
  3. ・ライブ情報
  4. ・RADWIMPS Profile


大ヒット映画「君の名は」の主題歌を務め、もはや世間でその名を知らない者はいないバンドRADWIMPS。2005年のデビュー作「25コ目の染色体」からのファンも多いことであろう。

そんな彼らはデビュー以来、ロマンチックであり激情的な恋の歌を多く世に出していたが、人気を博してきた彼らは、恋愛の歌だけではなく死生観を問うような危ない香りのする楽曲を書き下ろし始めた。その音楽性もロックにファンク、ポップスに賛美歌と十分な多様性を保っている。

作詞・作曲を務める野田洋次郎の狙いはどこにあるのか。彼の詩の世界観はボードレールやアンデルセンといった西洋の詩人を彷彿とさせる。RADWIMPSの魅力を探ろうと思うならば、ボーカル野田の思考を紐解かなければならない。彼の存在がRADWIMPSの色を決めていると言っても過言ではないからだ。
今回は多くのファンに衝撃を与えた一曲、最も色濃く死生観が表れている「おしゃかしゃま」から野田洋次郎の思考に近づいてみよう。



“カラスが増えたから殺します さらに猿が増えたから減らします
でもパンダは減ったから増やします けど人類は増えても増やします”



冒頭から皮肉たっぷりな歌詞が並ぶ。上記の歌詞を見てみると、人類の手によって動物の数を調節できることが前提とされていると理解できる。そこを前提に置き人間の傲慢さを批判的に見る野田洋次郎だが、決して個人を恨んでいるわけではない。彼は個人ではなく全体として集合した「人類」に警笛を鳴らしているのだ。確かに人類の行為は、多くの動植物の犠牲から目を背けがちだ。

恋愛が持つ個人性を激情的に、一方で社会を見渡した全体性を細分化し詩を綴る野田洋次郎は、神様の捉え方も皮肉的だ。続く歌詞で彼の価値観が見て取れる。



“僕らはいつでも神様に 願って拝んでてもいつしか
そうさ僕ら人類が神様に 気づいたらなってたの 何様なのさ

僕は見たことはないんだ あちらこちらの絵画で見るんだ
さらに話で聞いてる神様 はどれもこれも人の形なんだ”




人類はいつの間にか拝んでいたはずの神様になっていると彼は言う。言い換えれば、祈るものから支配するものへと変貌を遂げたのである。「あちらこちらの絵画で見て、話で聞いてる神様は人の形をしている」人間が神様を描き、人間が神様の話を創っている。つまり、”人間が創り上げた神様そのものが人間である”と主張しているのだ。

さらに言うと、「神様という概念を作り出したがために人類は許される」という感覚を人々は持ってしまったのかもしれない。そう、野田洋次郎は甘えとも受け取れる人間のエゴを矛盾と受け取り痛烈に批判しているのだ。



“だって馬鹿なんだって人類なんて そりゃそうなんだって分かってるって
だから1、2、3で滅んじゃえばいいんだって だってなんてったって”



「1、2、3で滅んでしまえばいい」とこれ以上ない言葉を強烈にお見舞いしている。
野田の思いは批判から諦めへと変わってしまったのだろうか。本当に滅ぶ以外の方法はないのだろうか。彼は人類の自由気ままな行為を嘆いているが、諦めでは終わらない。おしゃかしゃまの最後の歌詞を見て欲しい。


“来世があったって 仮に無くたって だから何だって言うんだ
生まれ変わったって変わらなくって んなこたぁどうだっていいんだ
天国行ったって 地獄だったって だからなんだって言うんだ
上じゃなくたって 下じゃなくたって 横にだって道はあんだ”



野田は上や下、つまり優劣ばかりで判断する人類に「横にだって道はあんだ」と言葉を添えている。批判は建設へと形を変え、リスナーの耳に届く。地獄に天国、過去や未来を考えても何も変わらない。彼の言葉を借りれば、そんなことはどうだっていいのだ。

人類の在り方という全体性をテーマにした楽曲ではあるが、「今という瞬間を広い視点で捉えて欲しい」という個人へのメッセージも込められているのだ。なぜ、彼はこれほどまでに深く鋭い歌詞を際限なく書き続けられるのか。それはこの楽曲で顕著なように、答えの出ない世界に真っ向から挑んでいるからだ。



TEXT:笹谷創(http://sasaworks1990.hatenablog.com/

RADWIMPS 最新情報

リリース情報

RADWIMPS New Single「カタルシスト」
6月6日(水)発売
<収録曲>
1. カタルシスト
2. HINOMARU
◇完全生産限定盤(CD+GOODS 特殊仕様) / UPCH-89375 / ¥2,593(+ tax)
  RADWIMPSオリジナルバンダナ(53×53センチ)附属
◇通常盤(CDのみ)/ UPCH-80489 / ¥1,000(+ tax)

■RADWIMPS 「カタルシスト」 iTunes、レコチョク他 主要サイトで配信中!
・iTunes: http://po.st/itCatharsistbd
・レコチョク: http://po.st/reCatharsistbd
■RADWIMPS「カタルシスト」 ミュージックビデオ予告編
https://youtu.be/EJsAHInlupI

■~世界初!”汗ジャケ”を体感せよ!~
ニューシングル「カタルシスト」発売記念 ”汗ジャケ”体感スポット設置決定!
触ったり、写真を撮ったり、皆さんで自由にお楽しみください。

【設置箇所】
・Road to Catharsis Tour 2018 各会場の「ラリルレコード」
6月1日(金) 三重 三重県営サンアリーナ
6月6日(水)&6月7日(木) 愛知 名古屋 日本ガイシホール
6月12日(火)& 6月13日(水) 福岡 マリンメッセ福岡
6月16日(土)& 6月17日(日) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
6月19日(火)& 6月20日(水) 神奈川 横浜アリーナ
6月26日(火)& 6月27日(水) 兵庫 神戸ワールド記念ホール
・以下のCDショップ(6/5からの設置となります)
北海道 タワーレコード札幌ピヴォ店
宮城 タワーレコード仙台パルコ店
東京 タワーレコード新宿店
東京 タワーレコード渋谷店
石川 タワーレコード金沢フォーラス店
高知 HMVイオンモール高知
広島 タワーレコード広島店


■RADWIMPS 映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』主題歌/挿入歌
「Mountain Top / Shape Of Miracle」発売中
◇CD / UPCH-80488 / ¥1,000 (+ tax)
◇7インチ・アナログ盤(完全限定生産)/ UPKH-30001/¥1,500(+ tax)
<収録曲>1. Mountain Top 2. Shape Of Miracle
(※7インチはダウンロードコード封入/
ダウンロード期限:2018年2月20日10:00~2018年8月19日23:59)
・購入者対象特典「CDサイズ アナザージャケット」※一部お取扱いの無い店舗もございます。(詳しくは店頭にてお問い合わせください。)

■RADWIMPS 「Shape Of Miracle」 ミュージックビデオ
https://youtu.be/JmrcsHyF3Mk
■RADWIMPS 「Mountain Top」 ミュージックビデオ
https://youtu.be/cFpnZldsIXM
●映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』
http://ku-kai-movie.jp/

■Blu-ray&DVD 「君の名は。」オーケストラコンサート 
発売中
【CAST&STAFF】
出演:RADWIMPS
指揮:栗田博文
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
オーケストラアレンジ : 徳澤青弦
◆[Blu-ray]
価格:¥6,800+税 品番:TBR28176D 
収録時間:本編約121分+映像特典15分
仕様:カラー/16:9/2層(BD50G)/
MPEG4 AVC /2.0ch リニアPCM
◆[DVD]
価格:¥5,800+税 品番:TDV28177D 
収録時間:本編約121分+映像特典15分
仕様:カラー/16:9 LB/片面2層/
MPEG2/2.0ch ドルビーデジタル

【映像特典】
・「君の名は。」オーケストラコンサート ドキュメンタリー
リハーサルや本番前、アンコールの様子をおさめたドキュメンタリー
【封入特典】
・44ページブックレット
 ステージ写真に加え、栗田博文(指揮)インタビュー、
 徳澤青弦(オーケストラアレンジ)インタビューなど充実のライナーノーツ
・前前前世(movie edit.)フルスコア
※仕様・内容は予告なく変更になる場合があります。
●先着予約・購入特典
オリジナルA4クリアファイル
※数に限りがございますのでお早めにご予約・ご購入ください。

ライブ情報

■Road to Catharsis Tour 2018
6月1日(金) 三重県/三重県営サンアリーナ
6月6日(水) 愛知県/名古屋 日本ガイシホール
6月7日(木) 愛知県/名古屋 日本ガイシホール
6月12日(火) 福岡県/マリンメッセ福岡
6月13日(水) 福岡県/マリンメッセ福岡
6月16日(土) 埼玉県/さいたまスーパーアリーナ
6月17日(日) 埼玉県/さいたまスーパーアリーナ
6月19日(火) 神奈川県/横浜アリーナ
6月20日(水) 神奈川県/横浜アリーナ
6月26日(火) 兵庫県/神戸ワールド記念ホール
6月27日(水) 兵庫県/神戸ワールド記念ホール
(公演詳細はオフィシャルHP参照)

■RADWIMPS Asia Live Tour 2018
7月11日(水) 上海 メルセデスベンツアリーナ
7月14日(土) 北京 キャデラックアリーナ
7月21日(土) 成都 四川省体育館
8月5日(日) 韓国 Yes24 Live Hall
8月11日(土) 台北 新荘体育館
8月13日(月) シンガポール Zepp@BIGBOX Singapore
8月15日(水) 香港 STAR HALL
8月18日(土) バンコク BCC HALL, Central Ladpro
(公演詳細はオフィシャル HP 参照)

■「RADWIMPS 18祭(フェス)」 概要
1,000人の全国の18歳世代(17~19歳)と一緒に1回限りのステージを作り上げる「RADWIMPS18祭(フェス)の開催が決定。日本全国の18歳世代(17~19歳)からさまざまな熱い想いがこめられた動画を募集し、RADWIMPSがその想いを受けて楽曲を制作。共演当日、動画事前選考を通過した1,000人の18歳世代との1回限りの奇跡のステージを目指す。

▼開催日:2018年9月9日(日)
▼開催地:都内某所
▼対象:18歳世代(17~19歳)
▼出演者:「RADWIMPS」、「(事前選考を通過した)1,000人の18歳世代」
▼募集人数:1,000名
▼応募方法:「RADWIMPS 18祭(フェス)」特設サイトからご応募下さい。http://www.nhk.or.jp/tokyo2020/18fes/
▼放送予定:未定

RADWIMPS Profile

野田洋次郎(vo/gt/pf), 桑原 彰(gt), 武田祐介(ba)
(Dr 山口智史は持病の悪化のため活動休止中)
2001年結成、2005年メジャー・デビュー。ジャンルという既存の枠組みに捉われない音楽性、恋愛から死生観までを哲学的に、ロマンティックに描いた歌詞で、思春期を過ごす世代を中心に大きな支持を受けている。

2016年夏公開の、アニメ映画 『君の名は。』の音楽全般を担当し、バンドサウンドのみならず劇伴音楽でも多彩な作曲性を発揮し、非常に高い評価を得た(同作にて2017年日本アカデミー賞最優秀音楽賞を授賞)。同年11月23日、最新アルバム「人間開花 」をリリース。

2017年は全国ツアー「Human Bloom Tour 2017」(全国12ヶ所21公演)を敢行、その後6月から7月にかけて6都市(シンガポール、ソウル、香港、バンコク、台北、上海)、8公演のアジアツアーに発展。大成功をおさめる。5月には最新シングル「サイハテアイニ /洗脳 」をリリース、夏 にはFUJI ROCK FESTIVALをはじめとする数々のフェスへ出演し、各地を沸かせた。

2018年2月に劇場公開されたチェン・カイコー監督作品・日中共同製作映画『空海−KU-KAI−美しき王妃の謎』の主題歌/日本公開版挿入歌を書き下ろし、注目を集めている。2018年4月18日には東京フィルハーモニー交響楽団とともに出演した「君の名は。オーケストラコンサート」のBluray&DVDが発売された。
■RADWIMPS Official HP http://radwimps.jp/
■RADWIMPS「カタルシスト」Trailer https://youtu.be/g4MHDpbyTBI

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