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待ってました! JAY’EDが、ピアノと1対1で奏でる珠玉のバラードを含めた3年ぶりのアルバムをリリース!【インタビュー】 (2/2)


アルバム収録曲を大解剖!



──今回初回限定盤にドキュメント映像が入っているそうですけど、どのような内容に?

JAY'ED:このアルバムを制作していく過程もそうですけど、僕がどういう人なのか、どういう風に音楽と関わってきたかっていう部分だったり、僕が地元に戻っている映像があったり、作品に参加してくれた仲間たちからのコメントだったりも収録されています。
このドキュメント映像を見てもらえたら、アルバム『Here I Stand』をより深く、違った形で感じられるのかなって思います。


──過去曲『ずっと一緒』『明日がくるなら』『Everybody』を今回リメイクで収録されたのは?

JAY'ED:『ずっと一緒』はメジャーデビューから歌っている曲なのでオリジナルバージョンで歌ったときに今の自分だったらこう歌いたいなっていう部分があって、もう一回今の自分から世の中に届けたいっていう思いでした。 

『Everybody』は、去年PKCZ®さんの赤レンガでのライブに参加させてもらった時に歌ったんですけど、PKCZ®さんがリアルタイムのダンスミュージックをやっているのを見て『Everybody』をPKCZ®さんの力で蘇らせてもらいたいと思ってお願いしました。

『明日がくるなら ~ JAY'ED Solo version ~』は、JAY'EDを知らなくても、この曲なら知っているという方も多いと思いますし、新たな入口になる曲でもあるのかなと。もちろんオリジナルを知っている方には、また生まれ変わった「明日がくるなら」を楽しんでいただけたら嬉しいです


──『明日がくるなら ~ JAY'ED Solo version ~』は知っている曲のはずなのに全然違った曲として聴けるというか。オリジナルの良さに頼り切っているのではなくJAY'EDさんの曲として自立している感じを受けました。

JAY'ED:ありがとうございます!


──『Everybody -PKCZ® Remix-』や『ずっと一緒 feat.Duran』の新しいアレンジは満足いくものになりましたか?

JAY'ED:すごく満足しています。『ずっと一緒feat.Duran』は、当時まだ若い感じがあったと思うんですけど、もうちょっとオーガニックなサウンドというか、これからも流行り廃りなく歌える普遍的な感じになったのかなって思います。当時の曲を久しぶりに聴いたら、今と声が違うなって思いました、声も年取っていくんだなって(笑)。


──深みが増しているというか。

JAY'ED:そうですかね(照)。


──“深み”といえば、デジタルシングルとしてリリースされていた『MY WAY』ですけど、また全然違った雰囲気を放っていますよね。歌い方も違うように思うんですが、意識されたポイントは?

JAY'ED:この曲は映画の主題歌として歌うことになったんですけど、ラテンな匂いを感じられるような世界観で歌おうっていうことで軽快ながら力強さもある曲の世界観に合わせて僕も強い想いを持って日本語をガッチリ歌うっていうことを意識して歌いました。


──JAY'EDさんの特徴であるコブシも使わずに。

JAY'ED:全然違う人みたいに。


──今後またこういった歌い方をされた曲を作ったりも?

JAY'ED:僕はそういうのすごく面白いと思うんです!僕、ヒップホップもよく聴くんですけど、ヒップホップのアーティストさんって二面性を持っているアーティストさんもよくいらっしゃるので、そういうイメージでやるのも面白いと思ってます。なのでこれが1つのきっかけかもしれないです。


──それを聞いて気になったんですけど、JAY'EDさんってカラオケとかで人の歌を歌われるとき、声真似とかもされたりするんですか?

JAY'ED:あ、それ僕すっごい下手くそなんです(笑)。人の特徴捉えるのがダメで、何やっても自分の声になってるんですよ。


──「P.B.E feat.今市隆二」は今市さんと一緒に歌われていますが、どんな雰囲気で制作されたんですか?

JAY'ED:お互いに意見を出し合いながら進めたんですけど、今市くんとは好きな音楽も近くて、一緒にやっていて楽しかったです。
今市くんが普段やっている音楽とは違った色のR&Bテイストな作品にできたかなと思っています。


──ファンの方からしても嬉しいコラボですよね。

JAY'ED:すごく感謝ですね。かなりタイトなスケジュールの中参加していただいているんで。


──『The Paradise』はアルバムの中でもずば抜けて元気な曲ですね!この曲についてもお話を聞かせてください。

JAY'ED:この曲は僕がインディーズの頃から仲良くさせていただいているアーティストの1人であるLugz&Jeraさんが作詞してくださった曲です!


──ライブですごく盛り上がりそうですよね!

JAY'ED:アルバムのコンセプトをATSUSHIさんと一緒に固めている時に、ライブの1曲目ってすごく大事だからライブの1曲目に歌う曲っていうのを意識した曲を作ってもいいんじゃない?ってことを話してくださって、派手で勢いのある曲を、っていうことで作りました。


──MVはどんな感じになっているんですか?

JAY'ED:『Here I Stand』とは真逆って言っていいほどで、ダンサーも従えて自分も踊っているというか..揺れているというか。初めてのチャレンジでした。


ピックアップフレーズ



──今回の収録曲の中から、ご自身で書かれた歌詞で気に入っているフレーズを挙げていただけますか?

JAY'ED:『Must Be MAGIC』ですかね。ソウルバーに行ったりとか、僕の生活感が見えるところが気に入ってます。あとはDOBERMAN INFINITYと書いてる『Takers feat.DOBERMAN INFINITY』は、ラップっぽい書き方をしているんで、僕にとってチャレンジでした。


──では『Here I Stand』の中からJAY'EDさんが1番グッとくるフレーズを教えてください。

JAY'ED:全部って言ってもいいくらいなんですけど、「これ以上何もない」とか、「歌うことしかない」っていうフレーズは僕自身同じように自問自答していたので、歌っている時もその頃を思い出しちゃいますね。
「失うものもない 分かってても もう少し勇気が欲しい」とかも、本当にそうだなって思い返します。誰だって勝負するのは怖いことですけど、覚悟を決めるためのATSUSHIさんから自分へのメッセージっていう風にも捉えられるので、そういうつもりで歌っています。


──この3年間、そういう思いも抱えながら…

JAY'ED:あ、とはいえその期間はすごい楽しんでましたよ!楽しんでましたけど、どこかで苦しんでいる自分もいたりして。それを人に言わないから、誰もが気付いてるのに俺が普通のフリをするからっていうことがあったから、自分と向き合っていこうってこの曲をもらって改めて思えましたね。


最後に…



──ありがとうございました。それでは、このインタビューを見てくれた皆さんに一言お願いします。

JAY'ED:僕にとってはこの『Here I Stand』は3年ぶりのアルバムになるんですけど、きっと初めて聴く方もたくさんいらっしゃると思います。『Here I Stand』は前向きになれる、背中を押せるような曲ですし、このアルバムにはライブで聴きたくなるような曲もあります。とにかくいろんなシチュエーションに合った曲が揃ったアルバムだと思うので、皆さんに聞いていただけたら嬉しいです!

Photo:片山拓


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