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【歌詞コラム】秦基博のアルバム収録曲だった「Girl」が、なぜ、4年の年月を経てリカットされたのか?

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秦基博は、宮崎県生まれ横浜育ちのシンガーソングライターである。 中学生の時に、兄が友人から譲って貰ったギターがキッカケでギターと出逢い、一心不乱に家でギターを弾く毎日を送っていた。 高校生になると、“いちばんラクそうな”軽音学部に所属し、コピーバンドを結成。後にオリジナル曲を書き始める。

公開日:2017年7月26日 更新日:2017年7月26日


大学に進学し、知り合いの紹介で弾き語りイベントに参加。この頃から横浜のライブハウスを中心にライブ活動を続け、2004年にインディーズデビュー。
2006年3月、現在所属している事務所と契約をし、「シンクロ」でメジャーデビューを果たし、昨年2016年にデビュー10周年を迎えた。
その、アニバーサリーイヤーを締めくくるのが、6月14日にリリースされる初のベスト盤『ALLTIME BEST ハタモトヒロ』だ。
今回は、数あるタイアップの中から、先月5月3日にシングルとしてもリリースされた『Girl』についてお話したい。


この『Girl』は、現在放送されている読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「恋がヘタでも生きています」の主題歌となっている。
過去の恋愛で経験した何らかのトラウマで、恋愛下手になってしまった“恋ヘタ”達が、不安を抱えながらも、懸命に生きていく姿を描いた社会派ラブコメディーだ。
複雑に絡み合う人間関係という少し腹黒くてディープな内容を、秦基博にしか表現出来ない、“ガラスの破片をイメージさせる尖った部分と透き通る透明感が合わさった唯一無二の声”で爽やかに演出している。

その一方で、私は疑問に思った点がある。聞き馴染みのあるこの歌に見覚えはないだろうか。実はこの曲は、2013年にリリースされたアルバム「Singed POP」に収録され、且つ、CMソングとしても起用されていた曲なのだ。

それが何故、4年の月日を経て帰ってきたのか。
それは、ドラマの制作スタッフから激プッシュされたからである。新しい曲ではなく既存の曲が新たな世界で注目を浴びる事は、本人だけでなくファンにとっても嬉しい事だと思う。


――――
結ぶ指先を 小さな手が握り返す
幸せと いつかきっと 送り届けるから
――――

実は、タイトルにもなっている“Girl”にはモデルがちゃんと存在していて、秦基博の実の娘であると本人がラジオ番組で公表している。2番サビの歌詞にも出てくる「小さな手」。本来の意味では“赤ちゃん”の手。愛情ソングでは無く、ドラマのような背景に移り変わると、恋愛ソングとしても捉える事が出来る。対象が少女から女性に変わり、「小さな手」は“華奢”な手となり、ドラマの内容にピッタリとハマるのだ。

――――
なんで こんなにも全部
疑いもしないで そばにいてくれるの
――――

仕事は出来るが恋愛は苦手な女性社員に、半ば強引にアプローチを仕掛ける男性新社長。その彼の真っ直ぐな気持ちに、最初は戸惑い、疑いながらも徐々に惹かれ、素直に受け止めはじめる。その女性社員に対する気持ちが、見事に乗っかっているフレーズだと感じる。書き下ろしでは無いのに違和感なく聴こえるのは、ドラマスタッフが、この曲を一ファンとして選んだのだけでは無く、ちゃんと理解していたからなのだ。

――――
ふわり 羽根のよう 僕の頬に君が触れる
それだけで もう 何もかも 救われたつもりになるよ
ふわり 羽根のよう 君が居れば強くなれる
いつまででも 僕がきっと 守ってみせるから
――――

天使のような微笑み。羽根のように、フワフワと飛んでいってしまいそうで、不安になりながらも確かに感じる優しい手の温もり。その存在だけで、ごく普通の何もかもが、かけがえの無い時間となるのだ。最後の一文である「僕がきっと 守ってみせるから」。“君が守ってくれた分を、今度は僕が守ってみせる”と、優しく温厚な性格だと思っていたところに、男らしく頼もしい一面を覗かせる。そのギャップに、女性ファンの心をくすぐる要素が凝縮されている。

我が子の為に作られたアルバムの中の一曲が、4年の年月を経て、全世代の女性をキュンとさせる作品に生まれ変わった「Girl」。昔から知っている方も、ドラマを通じて知った方も、今月リリースされるベストアルバムを是非手に取って欲しい。有名タイアップばかりが揃っていても、その楽曲の一部分しか聴いた事無いのがほとんどだと思う。この「Girl」も通して聴くと印象がガラっと変わる。単に、10周年を祝う為のアルバムでは無く、“私達がまだ知らない秦基博の姿”を見る事が出来る一枚と言える。

宮崎県生まれ、横浜育ち。2006年11月シングル「シンクロ」でデビュー。 “鋼と硝子で出来た声”と称される歌声と叙情性豊かなソングライティングで注目を集める一方、多彩なライブ活動を展開。 2014年、 映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌「ひまわりの約束」が大ヒット、その後も数々の映画···

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