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GIRLFRIENDのGirl's Talk、「キセキラッシュ」に込めたそれぞれの演奏の拘りを初公開!【インタビュー】 (4/4)



「つむいできた楽曲へのこだわり」

――やはり音楽の話がいちばん楽しいみたいですね。では、最後のカードです。「つむいできた楽曲へのこだわり」です。何回かライブ見させてもらってて、GIRLFRIENDは見る度に上手になっていくなと思うんですよ。今回のシングルでも、自分のパートで「ここを拘ってる」というのが、なんかあるんじゃないかなと思って。最後に音楽の話を聞かせてください。

MINA:私はベースはずっと指弾きで弾いてたんですよ。でもこの「キセキラッシュ」はどうしてもピック弾きで弾きたいって思ったんです。でもほんとに指弾きが大好きな人間だったので全然練習をしてこなくて、でもほんとにもう絶対ゴリゴリ弾きたくて、で必死にピック弾きを練習して、弾いた曲です。

――そうなんですね。その結構思い入れが入ってますね。

MINA:もう思い入れスゴイですね。最初ピック弾きをしてみた時は指弾きのほうが楽しいなと思いながら弾いてました。ただ最近はすごい、ピックはピックで楽しい!っていう楽しみを見つけたりして、自分がピック弾きにするだけでGIRLFRIENDのサウンドがちょっと変わったり、広がった感じがして、今回のシングルで音楽性に幅ができてうれしいなとか思いました。
あと、落ちサビの「♪ゼッタイになる〜♪」のところのグリスを入れてGを弾くところがあるんですよ。そこだけは指弾きの音がよかったんですよ。グリスの音が。ピックは硬すぎて嫌で。そこだけ指弾きにしたっていうこだわりがあります。


――めっちゃこだわってるじゃないですか。これは他のメンバーのお話しも楽しみですね。NAGISAさんはいかがですか?

NAGISA:ギターってボーカルみたいに感情とかの表現を一番できる楽器だと思ってて、ちょっとのフレーズでも自分の感情で変わるんです。気持ちを込めたら聞こえてくる音も全然違うし鳴ってる音も全然違うから、それをすごいこの曲で一番意識しました。
Cメロの「♪何度ぶつかっても〜♪」のとことか、アルペジオっぽいリードがあるんですけど、そことかも、感情込めながらこうやったらシーンが変わったような表現できるかなとか思ってて。そこは自分の感情で変わるっていうか指で感情込めて弾くのをすごい意識しました。
ギターとちゃんと会話したり「今日はありがとう」とか言ったらすごい調子がよくなるんですよ。そういうギターとのコミュニーションも大事にしています。

もうひとつ、細かいところなんですけど、「♪何度ぶつかっても〜♪」のディーンディーンティーンティーティっていうフレーズなんですけど、そこのデュイーンディーンって、デュイーンディーンのトコロをこだわってます。なんていうんやろこれ。

MINA:スライド…。

NAGISA:スライドまではいかへんけど、こう、ちゃんと行くよっていうスタンス?を、ちょっとの違いで変わるかなと思ってて。

MIREI:確かに確かに。

NAGISA:だから意識してますそこはめっちゃ。



――ギターに込めた想いが楽曲を通して、メンバーにも伝わっているんですね。では、ボーカルとしてはSAKIKAさんいかがでしょう?

SAKIKA:はい。私は曲によって歌い方をちょっと変えたいなって思ってます。すごい好きなアーティストさんとか聞いてても、レコーディングって毎回同じ声じゃなくて、曲の同じところで「ああここちょっと下がってるな」とかそこを聴くためにもう一回聴いたりとかっていうのが私は結構好きっていうか、アーティストの人が癖を出してるところが結構好きなんですよ。

だから曲ごとにそういう場面は残したいっていうのもあるし、例えば「Girl's Talk」は結構可愛い曲なので、この曲はちょっと可愛く歌ってこの曲にしかないわたしの声みたいなのを出したいっていうこだわりがあります。
逆に「キセキラッシュ」はすごいGIRLFRIEND史上一番最速の曲で、疾走感のある曲なので、結構切るように歌ったりとか、聞く人が印象に残るような歌い方をしたっていうこだわりがあります。

――ボーカルのクセって素敵ですよね。そこをまねしてファンの方も歌ったりするのは気持ちいいですものね。それでは最後はドラムのMIREIさん、お願いします。

MIREI:拘りの前に苦労したところが先にでてきちゃいます。「キセキラッシュ」の2Aなんですけど、1Aと違ってちょっとリズムが違うんですけど、そこはベースと縦が同じなんですよ。
がっちり合ってて、そこは普通のリズムじゃなくてメロディーを弾いてるようなドラムをしています。そこは、めっちゃやりにくいんですけど、それをきっちりやらないとっていうのがあったんで、レコーディングですごい苦戦しました。なので、そこはめちゃくちゃ意識してやったなぁっていうのは覚えています。

あと、こだわりでいったら「♪何度ぶつかっても〜♪」の前なんですけど、そこのフィルがデデデデデデデンのとこがどうしてもクリックに合わしたくなくて、ちょっと遅れさせたくて、レコーディングのときに気持ちちょっともったりさせたっていうのはあります。

――その遅れさせるっていうのは、そこに自分の思いを入れているっていう感じなんですか?

MIREI:そうですね。NAGISAと一緒だと思うんですけど、同じ位置なんですよ。ディーンディーンってやってるのと一緒でちょっとそこで落ち着かせる、場面展開ですよ〜っていうのをちゃんとやりたくて、ちょっと遅くしてます。

――ありがとうございました。メンバーそれぞれの拘りが詰まった「キセキラッシュ」。それぞれのパートの「思い」を感じながら何度でも聴いて欲しいですね。

GIRLFRIEND(ガールフレンド) SAKIKA(Vo, G)、NAGISA(G)、MINA(B)、MIREI(Dr)の4人からなるガールズバンド。 清水翔太やSCANDALらを輩出した大阪のキャレスボーカル&ダンススクール出身者で2015年に結成され、全員が作詞、作曲、アレンジを手がける。2016年8月に初のCD作品「Hello···

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