そんな恋愛ソングに何故マカロニが出てくるのか気になりませんか?
歌詞から読み取る「マカロニ」の存在はなかなか奥深い!
恋愛ソングで、なぜマカロニ??
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あきれた顔がみたくて 時々じゃまもするけど
≪マカロニ 歌詞より抜粋≫
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わりと女性なら思い当たる事があると思うのですが。彼の仕事がすごく忙しいとか、何か理由があって会えない日が続いてしまった時にほおっておかれるのが寂しくて、なんだか彼の気持ちが離れてしまったかのような感覚になる。(実際はそんなことないのに…!)
なんだかちょっと不安になって忙しいのはわかってる!けど会いたい!って言ってみたり。
その時に例えあきれた顔をされても、彼の反応を見て安心したい…それが恋する乙女ってやつなんです!そんな乙女の複雑な感情をこの一節がよく表しています。そしてこの状況。恋にはつきもので実は重要な場面なんですよ。
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大切なのはマカロニ ぐつぐつ溶けるスープ
≪マカロニ 歌詞より抜粋≫
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早速、恋の秘訣「マカロニ」先生の登場です。マカロニって茹ですぎると溶けてなくなっちゃうんです。もし形が残っていてもフニャフニャでべちゃべちゃ。なんだかちょっと美味しくない。
まるで、恋愛みたい
このマカロニとスープの関係ってまるで恋愛のようですね!ぐつぐつ煮える、寂しさや不安いっぱいで出来た感情のスープ。その中で溶けてなくなって行くマカロニ。そう「マカロニ」は「愛情」を意味しているんです。
恋ってお互いの気持ちや状況に思いやりを持てている状態の時って、すごくお互いが適温ですよね。ずっと一緒にいても邪魔にならなくてずっと一緒にいられる。
だけど、一緒に過ごす時間が長くなってくると不思議と相手を想う事よりも「自分の気持ち」が優先してくるんですよね。心当たり、ありませんか?
慣れって楽でいいけど、時々慣れからくる驕りで相手への思いやりをおざなりにしがち。この状況が続くと感情のスープは適温を越えてぐつぐつ煮え過ぎて、大切なマカロニ=愛情は溶け出して消えてしまうんです。
じゃあ、マカロニを溶かさず美味しくするにはどうしたら良いかというと。
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キミの温度はどれくらい 手をつないで歩くの
≪マカロニ 歌詞より抜粋≫
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ちゃんとマカロニを茹でる温度を気にすれば良いんですよ。この歌詞って歌の始めに出てくるのですが、恋が始まった付き合い初めの頃を描いています。「キミの温度」これは心の温度の事。
もし、キミも手を繋ぎたいって自分と同じ温度で思っていてくれたら手を繋いで歩きたいな。って付き合いたての頃の初々しい緊張感を歌っているんです。
素敵な恋の作り方!?
手と手をつなぐときにも そっと深呼吸するそんな空気もいいよね やわかいよね
この「手と手をつなぐときにも」からわかるのは、一緒に過ごす時間が長くなって来た二人の関係。並んで歩く時に手を繋ぐのが当たり前になった頃にも。
そっと深呼吸して大切な愛情が溶けていないか相手の心の温度を確認して思いやりを改めて思い出す。
そうしたらちゃんとマカロニはいい感じのやわらかさで茹でられるねって事を歌っているんです。
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キミの温度はどれくらい 手をつないで歩くの
最後のときが いつかくるならば(いつかくるならば)
それまでずっと キミを守りたい
これくらいのかんじで いつまでもいたいよね
どれくらいの時間を 寄り添って過ごせるの?
これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね
わからないことだらけ でも安心できるの
≪マカロニ 歌詞より抜粋≫
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恋する人が一度は思う「最後のとき」この気持ちって幸せな時にも、不安な時にも訪れる気持ちですよね。
でも、どんな気持ちの時にもちゃんと「キミを守りたい」って気持ちは変わる事なくあるものです。
これこそが「愛情」=「マカロニ」なんです。マカロニを美味しくするコツ。何度も言いますけど適温で茹でる事ですからね!恋をしたら忘れちゃダメですよ!
Perfume流、美味しいマカロニの作り方を。
TEXT:後藤かなこ